本日は、H9年式走行8.5万キロのカプチーノリフレッシュの
模様をお届けします。
全体的に程度は良好ですが、下回りの錆が気になると言うことで
お預かり致しました。
ついでに機関関係もリフレッシュ致しました。
茶色に色が変色している部分は錆で
以前別のお店で錆処理をされているとのことでしたが
下回り全体に広がって来ていました。
機関関係ではステアリングタイロッドのガタツキやオイル漏れが
発生していました。
先ずはタイロッドブッシュの交換
リアクランクの左横のメクラボルトからのオイル漏れ
これは21Rに多く見られる症状です。
ここからオイルが漏れるとミッションを降ろさないと
処理が出来ません。
クラッチのケース部分にオイルが漏れ
かなり汚れていました。
さてリアアクスルとガソリンタンクを降ろし
本格的防錆処理作業に入ります。
マスキング後
下回りフロア一面にレノバスプレーを満遍なく塗布します
そしてボディシュッツを下回りフロアーにこれも満遍なく
塗布します。
ロードスターは、これくらいの処理が新車時から施工して
あるのでまだまだ程度の良い個体が残っているんです。
タンク周りのフュエルラインも全て新品に交換します。
新車から既に22年経過しているので
これは必ずやっておきたい作業ですね。
ボディシュッツが乾燥後取り外したパーツを
組み付けて行きます。
次にミッションを搭載しますが、先の事を考えると
クラッチも一式交換したほうがベストです!!
今回はお客様から承諾を得てベアリング及び
クラッチワイヤーも含め交換いたしました。
リアクランクシールの交換
そう言えば最近クラッチワイヤーが値上がりしてましたね~
ヘッドカバーガスケットからのオイル漏れ修理
オイル管理はかなりいい方で
内部スラッジ等殆ど無かったですね
これがベストな状態です!!
皆さんオイル交換は3000キロ毎
洗浄力の有る良質なオイルをご使用下さい。
これで全作業は完了です。
これでもう10年は安心してお乗りいただけますね
ちょっとオーバーですが、日頃のメンテも重要ですので
誤解の無いようにお願い致します。
さて作業が終わりかなと思ったら
フロントウィンカーが逆に付いていることに気が付きました。
これってよくあるんですがカプチーノを知らないお店に出すと
こんな事が起こるんです。
上の画像でウィンカーの下側が出っ歯てるの分かりますよね
はいこれで全作業の完了です。
長崎のH様この度はありがとうございました。
引き続き楽しいカプチライフをお過ごし下さい。


















