先ずは、東京にお住いのS様から4月にご成約いただいておりましたカプチーノの仕上げ模様をお伝えします。
元々シルバーのボディカラーをダークグリーンに色変えのご注文をいただいていましたが、作業が立て込んでいたことも有り、今月になってやっと作業開始となりました。
ボディ作業前に、タイミングベルト一式の交換と、デフサイドシールの交換を済ませております。

かなり程度の良いカプチーノです。
各外装部品の下処理

ボディ各所の修正鈑金

ボディカラーに合わせたサフで塗装


ボディ全体のサフ塗装

来月の納車を目指し作業は順調に進んでおります。
さて次は、整備編をお届けします。
先ずは、夏になると増えるエアコン修理から・・・

原因は様々ですが・・・
ガス漏れ、エキパンの詰まり、コンプレッサー不良この3点が主な原因ですが、中にはエバポレーターのコアに長年のゴミが蓄積されて効きが悪くなっているなんてことも有ります。
今回はエキパンの詰まりでしたが、この場合エキパンを交換した後、急にガスが回り出しコンプレッサー自体にダメージが加わり壊れるといったリスクを伴います。
長年効かない状態を放って置くとその可能性は高くなります。
またガスが入ってもコンプレッサーが正常な圧力でガスを回してくれない場合も有り、効きがイマイチといったケースも有りますので、この場合はコンプレッサーの交換をお勧めしています。

エキパンを交換する際にエバポのコアの掃除も同時に行います。
そして、レシーバータンクも同時に交換します。

今回は、コンプレッサーに以上も出ず無事に終了しました!!
さて次は、リアブレーキの引きずりですが、カプチーノの持病と言われています。
この原因の多くはスライドピンの固着が多いようです。

スライドピンを外してグリスUPすれば動きはかなり良くなります。
某オクでスプリング等出品されているようですが、ここまでやれば完璧に引きずりは解消しますし、ブレーキの効きも良くなります。
勿論対策品(トグル)との交換がベストですが・・・
それと結構多いトラブルがサーモスタットの不具合です。
症状としては、半開きのまま途中で引っかかっていたり、全開のまま閉まらない、最悪は、全く開かない等・・・
今回は半開きで引っかかった状態でした。

右は正常な状態のサーモスタットです。
半開きだと十分な水量が得られず、エンジンに負荷が掛かるような運転をした際に水温が上がります。
後電動ファンの不具合も有りますので、水温が上がった状態で電動ファンが正常に動いているか時々チェックしましょう!!
夏はトラブルが多く発生しますので、日ごろのメンテは大事ですね

次はこれです
エランチーノ君のトラブルは、ガソリン漏れです!!

やはり古くなると気を付けたい部分ですね~
ここからガソリンが漏れていました
この下に燃料ポンプが有りますので圧力が掛かる部分なので、ホースに異常が有ると漏れることが有ります。

リターン側もついでに交換しました。

さて本日最後は、番外編・・・
アルトワークス4WDのリアデフ交換です。
デフはATS製のLSDです。

デフは、ホーシングを外さなければならないので、カプチーノより時間が掛かります


こんなこともやってますので、皆さん宜しくお願いします

本日は、ここまでです。
スタッフの皆さんお疲れ様でした~