今日便秘の治療について講演をしました。ガイドラインに沿って便秘の定義、原因、治療について解説しました。便秘は80歳以上では有病率は10%、心臓疾患や脳疾患、認知症と密接な関係にあり生存率にも影響します。



便秘は器質性便秘(癌や腸閉塞など)と機能性便秘があります。機能性便秘には排便減少型と排泄困難型がありお腹の便秘とお尻の便秘に分類されます。排便減少型の薬の使い方、排泄困難型の治療は骨盤体操、バイオフィードバック療法、電気刺激治療(仙骨神経刺激療法、脛骨神経刺激療法)について解説しました。最後に裏技として、温庵法、青汁、みかん、キウイフルーツ、ゴボウ、ヨーグルト、リステリンによるマウスウォッシュの有効性を説明しました。

便秘の方はまずは医療機関を受診して相談しましょう。


最後に貴重な機会を頂き横浜新緑総合病院のスタッフの皆様、消化器センター長の斎藤修治先生に感謝します。