今日、Young IBD Meeting in YOKOHAMAに参加しましました。IBDは潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患で最近増加している難病です。
講演は①昭和大学の遠藤先生の潰瘍性大腸炎の腸管外病変について。潰瘍性大腸炎は大腸だけで無く目や関節など腸管外に出る事があります。今回診断に難渋した胸膜炎で腸管外病変として加療し治癒した症例でした。考えさせられる症例で日常の診療でも幅広い視野で診察が大事と考えさせられました。②兵庫医科大学の新崎教授の『エビデンスから考えるIBD診療の最適化』。潰瘍性大腸炎の高齢化患者と高齢発症の違い(高齢発症は始めにaggressiveで後半は落ち着く、直腸炎型が多い、2年後以降に悪化リスクありなど)、腸内細菌との関係、季節やストレス、睡眠不足などの悪化因子、口腔内細菌の影響などとても勉強になりました。
炎症性腸疾患は専門性が非常に高く、治療も多岐に渡るため大学病院や地域のIBD専門医との密な連携が必要になります。今日参加の先生方ともお話しができ今後しっかり連携し地域で診るIBD治療を実践して行きます😊