第12回内痔核治療法研究会に参加してきました。この研究会は切らない痔核の手術であるALTA硬化療法の専門研究会です。全国から肛門専門医が集まり議論する会です。

今回のテーマは①ALTAの長期10年後の成績②ALTA併用療法の考え方でした。

保険収載されてから13年のALTAの10年後は15〜20%の痔核の再発がコンセンサスで許容されるとの結論でした。しかし技術の向上、適応病態の徹底、麻酔の積極的併用など現状に満足することなく成績を上げる必要があります。10年後は5人に1人が再発するのっていかがでしょうか?だめですよね。その再発を防ぐために切除や結紮を併用する考え方があります。要は経験ある医師がALTA単独か併用療法か判断して術式を提示するべきです。切る必要ない痔核は切らない、切らなければいけない痔核は切ると考えます。

他、再発率と排便習慣、男性に再発か多い傾向、2度までは単独療法の成績がいい、腹臥位では7時方向にALTAを打ちにくいなどなと学びました。

今日はとても勉強になりました。また沢山の先輩方や仲間とお会いできパワーをもらいました。明日からまた親身に丁寧におしりと向き合います。