日本癌治療学会学術集会(横浜)で発表してきました。「高齢者における大腸癌化学療法」について発表してきました。化学療法とは抗癌剤のことです。
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非高齢者の生存期間と大腸癌に関わる17因子を単変量解析、多変量解析し抗癌剤治療における傾向、対策を見出すことができました。しかし高齢者には一定の傾向がみられず高齢者抗癌剤における難しさがデータより露わになった事を報告しました。

結論は非高齢者は受動的なコンプライアンス、高齢者は能動的なアドヒアランスという事。つまり高齢者の治療法決定にはご家族を含めたより深い相談、インフォームドコンセントが大事と訴えました。

これからの超高齢化社会社会に向け高齢者の方々に医師として機械的に治療するのでは無く、高齢者だからすぐ諦めるのでは無く、様々な知識や経験を駆使し一人一人に合った治療を本気で考える事が大事と考えます。