のどの痛み | どっかに移住日記

どっかに移住日記

十数年の海外生活に終止符を打ち、白浜に移住しようとしたら失敗した。
放浪の旅を続けるおじさんの日記。
現在南オーストラリアのワイナリーに勤務中。

なんか喉が痛いのです。
風邪を引いたかな。
でも風邪を引いて喉に痛みが出たら、その他の症状も出て、数日で快方に向かうのが通常。
今回のはちょっと違う。
 
全然痛くなく、少しガラガラ感がある程度。
酷くも良くもならない。
それが一週間続いている。
今までに経験したことが無い症状です。
 
早速、ノド、ガンで検索してみます。
喉頭癌というのですね。
初期症状は声が嗄れるらしい。
しかし、自覚症状が少なく、そのまま進行する人も多数あるとか。
 
ふーむ、できればステージ1がいいなあ、などと思いながら調べてみたのですが、釈然としないのでお医者にかかるとするか。
 
出勤すると、昨日病欠した同僚がやってきた。
「調子はどう?」
「トンソライタスだ」
「そりゃ大変だ」
 
トンソライタス(と聞こえる)は Tonsillitis 、つまり扁桃腺炎ですな。
本日、別の同僚も同じ病気で欠勤。
つまり、扁桃腺炎流行中ということです。
 
うーむ、こりゃどうも僕のやつも扁桃腺だな。
しかもゆるいやつ。
 
医者はヤメにして、薬局に行ってみる。
「同僚がみんな扁桃腺炎です。僕も喉が痛い」
と女性の薬剤師に相談。
 
「そうね、うがい薬とロジンとどっちがいい」
「ロジンってなんや?」
「これよ。オレンジ味、ブルーベリー味、ミント味どれにする?」
 
アメちゃんかいな。
こっちはガンの疑いもある重病人候補生ですよ。
もっとこう、抗生物質とか何とか、病原体が悲鳴を上げるような薬はないのか?
「これでダメなら医者に行きなさい」
はい。
 
 
レモンとハニー味にした。
国外で、変わった味のモノを選ぶと大抵後悔する。
飲み物など、しばしば「飲めねー」というのがあるよ。
 
おっと、もはやアメの味の方に意識がいっておった。
さっそく口に放り込んでみる。
 
味はまあ合格。
しばらくなめなめしてたら、口に違和感が。
舌と喉がしびれてくる。
 
ちょうど、歯医者に行って麻酔を打たれたときの感覚。
麻酔が切れるまで、口の感覚がなくて上手く飲食できない時ってありますよね。
あの感じ。
 
恐ろしい効能だ。
一体何が入っているのだ?
Anaesthetic って箱に印刷されてますね。
そのものズバリ麻酔という意味です。
 
なんと、強力麻酔入りのアメ。
頭痛がした時におでこに貼ったら効くんじゃないかと思うぐらい強力。
しかし、短時間で麻酔の効果は切れました。
口の違和感が消え、舌のしびれもなくなり、喉は痛いままであった。