アメリカは何故カナダに意地悪をする? | ひげのブログ

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葉っぱ踏み踏み

トランプ大統領から100日経過

1・カナダに対しては、51番目の州になれ

2・貿易協定を破棄して、大きな関税をかける

2020年7月に発効した

「米国・メキシコ・カナダ協定」は、

北米自由貿易協定の一部を改訂したのだが、

第一次トランプ大統領の時に署名したのだが

トランプ大統領の関税は、この協定に反するものである

 

是非トランプ大統領に見ていただきたい映画がある

映画:アルゴ

原題:ARGO

公開年:2012年

ネタバレ:1979年11月に起こった

イラン・アメリカ大使館占拠人質事件直前に

6人のアメリカ人大使館員が大使館から脱出し、

近くにあるカナダ大使公邸に匿われる

CIAの秘密工作とカナダの協力の元

イランからの脱出をした史実に基づく

 

映画の冒頭、イラン・アメリカ大使館占拠人質事件が

起こるまでの歴史を語っている

 

これはペルシャ帝国、現在のイラン

2500年に渡って、この国を治めた王たちは「シャー」と呼ばれた

1950年、イラン国民はモサデクを首相に選んだ

首相は宗教色の無い民主主義者で

イギリス・アメリカが牛耳る石油を国有化し

イラン国民の手に戻した

しかし1953年アメリカとイギリスはクーデターを画策し

モサデク政権を倒すと、レザー・パフレヴィーを

「シャー」に据えた

若いパフレヴィーは、贅沢三昧に明け暮れた

王妃はミルクのお風呂に入り、

「シャー」はコンコルドでパリから昼食を届けさせたという

国民は飢えていた

権力を守るため、恐ろしい秘密警察が使われた

その名は「サバク」、拷問と恐怖の時代がはじまった

「シャー」はイランの西欧化に着手

保守的なシーア派の国民を激怒させた

1979年イラン国民は、「シャー」を追放した

亡命中だったホメイニ氏が帰国

新たな国の指導者となった

しかし、国民が目にしたのは報復と粛清そして混沌

末期がんの「シャー」がアメリカに入国が認められると

イランの人々は「シャー」の引き渡しを要求し

アメリカ大使館に押し掛けた

裁判にかけ、処刑するために・・・・

~事実に基づく物語~

 

1時間50分の本編終了後のテロップ

米国大使館占拠事件は、1981年1月20日

すべての人質が解放され、解決した

彼らは444日間も拘束されていた

6人の救出は、カナダ大使とCIAの協力により成功した

これは、政府間の国際協力の理想的モデルである

試練に耐えた6人は帰国後全員外務局に戻った

~中略~

1997年クリントン大統領がアルゴ作戦の

機密扱いを解除

 

 

PostScript

米国大使館占拠事件時の大統領は、カーター大統領

1980年「イーグルクロー作戦」による

軍事力による奪還を試みたが失敗した

同年の大統領選挙では、レーガンに敗北した

レーガン大統領就任と同じ日に人質が解放されたため

レーガン陣営とイラン政府間の裏取引の陰謀論もある

 

カナダの国際協力

6人のパスポートをカナダ国民として発行した

同じタイミングでカナダ大使夫妻は列車で

大使館公邸で働いていたイラン人の家政婦も秘密を漏らさず

陸路でイランからイラクへ脱出した

その後、カナダに亡命させたのかは不明(機密扱い)