日本のドル建て名目国内総生産(GDP)は、
1968年に国民総生産(GNP)に
西ドイツを上回って世界2位となった
首位の米国とともに42年間、経済大国の地位だったが
2010年にGDPが中国に抜かれた
2023年には、ドイツにも抜かれて
トップ3から転落し、今年には、インドにも抜かれる
転落の背景には、円安ドル高(GDPの計算がドル建て)、
各国の物価高が日本を超える勢いだったことだが
根底には深刻な日本経済の状況が浮き彫りなっている
2010年と2021年のGDPを比較すると
米国は約1・5倍、中国は約2・9倍と増加しているが
日本は0・85倍に減少している
1968年からの42年間
日本経済を牽引してきた産業は、
自動車、電機、精密機器などであるのだが
現在は、自動車のみになってしまった
そして、自動車業界も不正認証問題に揺れている
25年度の2050年の予測では、
インドネシアに抜かれて6位転落(人口が多い国なので)、
50年後の2075年の予測では、10位以内から消える