五輪出場標準記録の設定 | ひげのブログ

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競泳の五輪出場決定方法は、

日本水泳連盟が設定した

五輪出場標準記録をクリヤーした1位及び2位の選手

リレーにも4人の選手合計記録が

日本水泳連盟が設定した五輪出場標準記録を

クリヤーすればリレー代表となる

 

しかしながら、代表選考会で自己ベストを伸ばした選手であっても

五輪出場標準記録に達しないと代表選手にはなれない

したがって伸び盛りの選手などは、五輪出場はならない

バルセロナ五輪で最年少金メダルだった

岩崎恭子さんは、日本選手権では伸び盛りの記録だった

1992年の代表選考会では、100m、200mとも

2位の成績であった(世界ランキング14位)

 

五輪出場標準記録が設定されたのは、

千葉すずさんの件がある

17歳と21歳で2回の五輪出場したのだが、その後引退

(21歳の時の五輪では、主将だった)

しかし、1年後シドニー五輪に向けて復帰

2000年、五輪選考会を兼ねた日本選手権でも、

日本水泳連盟が、シドニー代表選考の一基準としていた

FINA(国際水泳連盟)指定の

五輪A標準記録2分0秒54を突破して

200メートル自由形で優勝したのだが代表から落選した

 

千葉すずさんは、1人で

スイス・ローザンヌに本部を置く

「スポーツ仲裁裁判所」(CAS)に、

日本水連の選考基準のあいまいさを訴えたが

仲裁を求めるまでの14日間を経過していたため

訴えは届かず、3度目の五輪代表にはなれなかった

 

一方でCASは、選考基準のあいまいさを指摘し、

日本水連に対し訴訟費用の負担を言い渡した

この結果日本水連を含む各競技団体が、

五輪に限らず選考基準の明確化に力を注ぐのは義務となった

 

千葉すずさんの勇気ある訴えから

2003年日本スポーツ仲裁機構が設立され、

CASに訴えるよりも身近に、

国内で選考に関連する紛争等を扱えるようになった

 

 

シドニー五輪の女子200メートル自由形には、

五輪選考会を兼ねた日本選手権で2位の選手が出場して

7位の結果だった(何故出場したのかは、不明)

 

今年の五輪選考会を兼ねた日本選手権は、

1か月早く開催されて代表選考会で決まった

個人種目の代表19人と

リレー要員の8人を日本代表として発表したのだ

 

ここからは、あくまでも個人の意見

リレー要員として代表を選ぶのであれば、

2000年シドニー五輪の時、千葉すずさんを

選んでもよかったのではないのか!

 

女子1500m自由形の決勝レースでは、

10秒以上自己ベストをあげたけども

五輪出場標準記録を突破ならずでしたが・・・

代表として選んで欲しかった

 

Postscript:千葉すずさんの実家は、

宮城県仙台市です