今回の面白歴史は、近年歴史のナゴルノ・カラバフ問題
アルメニアとアゼルバイジャンが争う係争地
アルメニアとアゼルバイジャンが争う事になるのは
1988年以降になるのだが
それ以前の歴史を辿ってみました
アルメニア人は、紀元前からあったアルメニア王国で
その後は東ローマ帝国やペルシャ、オスマン帝国に支配されて
由緒ある民族で宗教もキリスト教(カトリック・正教)
この地域でのキリスト教の国は、珍しい
このため、ロシア正教と近いためロシアとの結びつきが強い
第一次世界大戦中アルメニア共和国が誕生したが
トルコなどからの侵攻で共産化の道を選択して
ソビエト連邦に加盟して、その後アルメニア共和国として独立
現在もロシア主導の集団安全保障条約での軍事同盟がある
アゼルバイジャン人は、イラン・イラクの遊牧民が起源
カスピ海南西岸地域一帯の多くのテュルクメン系の人々が
シーア派へ改宗した結果、アルメニア王国の地に定住して
アゼルバイジャン人と呼ばれるようになった
ロシア・ペルシャ戦争の結果、ロシア帝国に統治されるが
ロシア革命時に、アゼルバイジャン共和国となるが
その後イギリスに占領されるも、ソビエト連邦に加盟して
アゼルバイジャン共和国として独立する
宗教的なMAPでみれば、アルメニアとアゼルバイジャンの
すみ分けが難しいことがわかる
(続く)
