大人の勉強で面白歴史24~ナゴルノ・カラバフ①~ | ひげのブログ

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今回の面白歴史は、近年歴史のナゴルノ・カラバフ問題

アルメニアとアゼルバイジャンが争う係争地

 

アルメニアとアゼルバイジャンが争う事になるのは

1988年以降になるのだが

それ以前の歴史を辿ってみました

 

アルメニア人は、紀元前からあったアルメニア王国で

その後は東ローマ帝国やペルシャ、オスマン帝国に支配されて

由緒ある民族で宗教もキリスト教(カトリック・正教)

この地域でのキリスト教の国は、珍しい

このため、ロシア正教と近いためロシアとの結びつきが強い

第一次世界大戦中アルメニア共和国が誕生したが

トルコなどからの侵攻で共産化の道を選択して

ソビエト連邦に加盟して、その後アルメニア共和国として独立

現在もロシア主導の集団安全保障条約での軍事同盟がある

 

 

アゼルバイジャン人は、イラン・イラクの遊牧民が起源

カスピ海南西岸地域一帯の多くのテュルクメン系の人々が

シーア派へ改宗した結果、アルメニア王国の地に定住して

アゼルバイジャン人と呼ばれるようになった

ロシア・ペルシャ戦争の結果、ロシア帝国に統治されるが

ロシア革命時に、アゼルバイジャン共和国となるが

その後イギリスに占領されるも、ソビエト連邦に加盟して

アゼルバイジャン共和国として独立する

 

宗教的なMAPでみれば、アルメニアとアゼルバイジャンの

すみ分けが難しいことがわかる

 

(続く)