ACアダプタを修理する前に~スイッチング電源回路~ | ひげのブログ

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葉っぱ踏み踏み

スイッチング電源方式では

交流をトランスと電解コンデンサで

平滑・整流するまでは、

リニア電源回路と同じだが

出力電圧を帰還回路(フィードバック回路)で

一定に制御する回路がある

従って、パルス幅を変更して

入力の交流電圧が変っても

出力のDC電圧を一定にできる

 

これの肝がスイッチングをしている

制御回路のIC

通常、半導体は5V以上ではなかなか

動作するのがなかったのが

東北大の先生が電力用の半導体を発明

これで、高耐圧の3端子レギュレータが

普及した

(電車の速度制御も電力用の半導体の

おかげで省エネになったのだ)

 

スイッチング電源は多くの点で

利点が多い

変換効率が良く、部品コストも安価で

電源回路の大きさも小さくて済む

(20年前のACアダプタをみれば

一目瞭然である)

高周波のパルスに変換するので

小さい平滑(積分回路)で済むので

電圧変動もほぼない

唯一の欠点は、

高周波パルスを使用するので、

ノイズが発生するので

ケーブルにフェライトコアが

付いているのは高級品です