昨日のブログの東京都知事選のポスターについて追加します。
テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で、バイオリニスト・廣津留すみれ氏が東京都知事選について言及した、と報じています。

廣津留すみれさん 56人乱立、ほぼ全裸ポスター…都知事選に「日本はハイコンテクストな国だったが」

廣津留氏は、

「日本は凄くハイコンテクストな国」
「言葉以外のことで通じるので、言葉に重きを置かない」
「例えば、米国は言葉に凄く重きを置く、日本は暗黙の了解」
「共有した価値観を今まで日本は持っていた」
「細かいルールを決めなくても今までよかった」
「だんだん地盤が変わって来ていろいろな人が出てきた」

と指摘されました。

なるほど、考え方、共有認識、価値観が違うということですね。「正しい」、「悪い」の基準の違いが大きくなったと。だから理解できはずがなかった。
「品性がない」と昨日書きましたが、間違っていました。昭和の考え方、価値基準では理解できるはずがないのですね。

そこで廣津留氏も、

「みんな守ってくれるだろうではなくって、ちゃんとルールを明文化しないとこういうことが起きてしまうのかなと思いました」

と考えを述べたそうです。
考え方、共有認識、価値観が違うのですから当然でしょう。お互いを理解するために話し合いをしてルールを決めることになります。禁止項目になれば私は満足です。が、今回の現象に賛成する人が増えると、「許されるルール」になるのですね。やはり昭和の年寄りには理解できないなあ。