Yahoo!ニュースで『これがアメリカの低所得層をぶくぶく太らせた…日本のコンビニに必ず置いてある「ドロッとした液体」の正体』という記事を見つけました。元の記事は9月20日のプレジデント・オンラインの記事、
これがアメリカの低所得層をぶくぶく太らせた…日本のコンビニに必ず置いてある「ドロッとした液体」の正体
です。
この記事は3回シリーズの第1回のもので
9月21日 第2回: 糖質より先に制限すべきものがある…大学教授が「がんの悪性化を加速させる」と警告する"意外な真犯人"
9月22日 第3回: 脂肪肝を引き起こす「最強物質」が90%以上を占めている…「健康的に見えて実は危険な飲み物」の代表格
があります。
「1970年代に全米で、脂肪を減らすことが緊急の課題」(「脂肪悪玉論」)とされ、
食品会社は、食品から中性脂肪とコレステロールを除き、その代わりに数倍の量の砂糖と異性化糖を入れて、舌触りがよく、甘い食品へと姿を変えて、次から次へとスーパーに並べた。異性化糖の添加は、ヨーグルトだけでなく、ほとんどの乳製品、そして他の食品にも及んだ。
ということです。
記事の中でも「異性化糖」の説明がありますが、独立行政法人 農畜産業振興機構の記事、
異性化糖の話
を参考に挙げておきます。
「トウモロコシのデンプンから作られた液体状の甘味料」である異性化糖、「高果糖コーンシロップ」を脂肪の代わりに使用したことがアメリカを肥満大国にしたといいます。日本でも異性化糖は身近にあり、例えばガムシロップなどもそうだといいます。またアメリカと同じように「低脂肪」、「脂肪ゼロ」と表示されたヨーグルト、乳製品が売られています。このように異性化糖が身近になり過剰摂取することでアメリカ人は肥満になり、日本人は糖尿病、脂肪肝になっているということです。
以前スポーツドリンクや缶コーヒーの飲みすぎが問題になっていました。
東京人間ドッククリニック 2019年8月3日: 真夏のスポーツドリンクの飲みすぎには注意を
NTT東日本 2025年12月9日: 飲みすぎ注意!こんなに怖い「ペットボトル症候群」
などの情報があります。
ペットボトル飲料や缶コーヒーには「果糖ぶどう糖液糖」が使用されているといいます。2020年8月16日の健康栄養支援センターの記事、
果糖ぶどう糖液糖って何?
によると「異性化糖という甘味料の種類」として、
・果糖含有率50%未満→ぶどう糖果糖液糖
・果糖含有率50%以上90%未満→果糖ぶどう糖液糖
・果糖含有率90%以上→高果糖液糖
に分類されます。(日本農林規格(JAS)の規定)
「どちらが多く含まれているかで、名前の順序が違う」というだけなので摂り過ぎるとプレジデントオンラインの記事のように肥満、糖尿病、脂肪肝になる可能性があるということです。
糖類の摂り過ぎには注意が必要です。プレジデントオンラインの第3回の記事では食品の糖類の量の計算方法が述べられています。「原材料名表示」と「栄養成分表示」から大体の量がわかるようです。少し難しいですが知っておくとよいと思います。
また第2回ではがんの悪化と果糖とブドウ糖の関係を説明しています。がん治療にも影響しそうですが何が良いのか素人には難しすぎます。
プレジデントオンラインの記事は「異性化糖を摂り過ぎないようにしよう」というのが主旨です。アメリカで食品会社が異性化糖を使用するときに「一部の開発部門の研究者は、間違いなく、この危険性に気がついただろう」が「脂肪肝をすぐに証明できても、ヒトが超肥満になる、とまでは確信をもって主張できなかった」と著者は推論しています。「研究者と経営者との間に、脂肪肝について、短い会話があったかもしれない」が、
もし今、異性化糖を大量に入れた低脂肪の食品をすぐに市場に出さなければ、他社が先に出すかもしれない。そのようななかで、「この商品を出さない」という選択肢はなかった。
という論理で異性化糖が食品に大量に使われるようになったのではないかと推測しています。この推測はあながち間違ってはいないでしょう。同じような論理で食品だけでなく様々な製品の販売が行われてきたと思います。製品ではないですが核兵器も同じでしょう。最近話題のAI開発も同じだと思います。かもしれないというあいまいな予想は無視されて、実際に悲劇が起こってから反省する、他人を批判するのが人間ですから。
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