イギリス南西部にある世界遺産「ストーンヘンジ」に環境
環境保護団体「ジャスト・ストップ・オイル(JSO)」の活動家二人が、6月19日、イギリス南西部の世界遺産「ストーンヘンジ」にオレンジ色の塗料を吹き付けた、とメディアが報道しています。

環境活動家、ストーンヘンジにオレンジの塗料吹き付け

環境活動家、ストーンヘンジにオレンジの塗料吹き付けストーンヘンジに塗料を吹き付け抗議、環境活動家ら 夏至の集会の前日

世界遺産ストーンヘンジに塗料吹きつけか 環境団体の2人を逮捕

「ジャスト・ストップ・オイル」のX(旧Twitter)の投稿によると、

「環境に関する法的拘束力を持った条約に署名するよう要求」
「条約は2030年までに化石燃料の使用を段階的に廃止する内容」
「吹きつけたのはトウモロコシの粉で、雨で流れ落ちる」

ということです。最後のNHKの記事の動画は、「ジャスト・ストップ・オイル」がXに投稿したもののようです。
そして、「ジャスト・ストップ・オイル」の広報担当者は、

「石炭、石油、ガスの燃焼を続ければ、数百万人の命が失われることになる」
「人類を守るために力を合わせなければ、すべてを失うことになる」

と述べた、そうです。
また、この「ジャスト・ストップ・オイル」は、

「ロンドンのナショナル・ギャラリーで、2023年11月6日、絵画「鏡のヴィーナス」の保護ガラスを破壊」

「2022年6月、フィンセント・ファン・ゴッホの作品の額縁に損害を与えた」

などの行為を行っています。目的は、「化石燃料使用中止の要求」です。

これらの行為、声明を見ると、

「目的が正しければ、手段、行為が間違っていても問題ではない」
「目的は手段、行為を正当化できる」

という考え方です。この考え方は間違っていると私は考えますが、それは一旦横に置きます。

この「犯罪」を実行した人達は現場までどうやって行ったのでしょうか。もちろん、車、電車とかは使いませんよね。徒歩ですか、馬、馬車でしょうか。「ジャスト・ストップ・オイル」の関係者は、夏、冬の冷房、暖房は電気なんて使いませんよね。料理、掃除、洗濯も電気、ガスなんて使用しないですよね。などなど。現代の生活で化石燃料を使っていないものを探す方が難しいです。もちろん、原始的な生活でしょう。衣服も困りますね。
それとも、自分たちは「特別」なのでしょうか。「選ばれた者」だから「許されている」とかいう考え方ではないですよね。

というように私は考えてしまいます。
この手の「環境団体」の人たちを見ているといつもそう感じます。「グリーンピース」、「シーシェパード」などなど。

そしてこの人たちの共通点は、

「話し合いを無視する」
「目的が正しければ、手段、行為が間違っていても問題ではない」
「暴力に訴える」
「自分は正しい」
「相手が間違っている」

だと思います。そして「性急」です。結果を待てない。待つ余裕がないです。
原始の時代、人間の寿命は50年にも満たなかったはずです。今は、7、80年もあります。うまくいくと100年です。人生は長くなったのにその分待てるはずなのに待てないのです。

そして、これらの共通点が宗教の原理主義者にも共通するものです。イスラム教、キリスト教、ユダヤ教に関係しません。「何々」原理主義という人たちは同じです。
このような狭量な考え方に陥らないように気を付けるしかないですね。その前に近づかないことですかね。おっと、これが狭量な考え方の始まりですね。