昨日のブログ「機内の国会議員「非常に横柄」の続き、「その2」です。長くなりましたので時間があるときに読んでください。

昨日ブログを書いたときのニュースの後にも記事が出ていたようです。日刊スポーツ、女性自身のものしかなかったのでゴシップ記事だと考えて真剣に調べていませんでした。
ところが産経新聞にも掲載されていたようです。

吉幾三、動画で機内の国会議員「非常に横柄」、CAから「自民長谷川岳氏では」手紙もらう

個人的な好みですが産経新聞の記事は好きです。記名記事が多いので。記事の真偽はともかくとして記事に責任を持っているという姿勢があるので。

閑話休題。上の記事を読むと、産経新聞の取材に対して、

長谷川氏の事務所は21日、吉さんの動画に対する見解について、産経新聞の取材に「(長谷川氏が)ブログに書いてある」と答えた。

と書かれています。なるほど、日刊スポーツが昨日挙げた記事でもこのブログについて書いていたのは事務所の回答からなのですね。

そこで長谷川岳参議院議員のブログ

本日は航空政策および飛行機の遅延についての考え方を述べたいと思います。

を改めて読んでみてあきれてしまいました。怒りまでこみあげてきて。
ここからは吉幾三さん、投稿したCAの話が真実だとして書いていきます。本当はどちらが「正しい」のかわからないとするスタンスが正しいのですがお許しください。感情が勝ってしまいました。


1. まず第一にこのブログの主題がおかしくないですか?
「吉さんの動画に対する見解」に対する回答がこのブログなんですよね。それについては一切書いてませんし、吉幾三さんへの回答だとも書かれていません。意見表明です。それなのに「(長谷川氏が)ブログに書いてある」ではおかしくないですか? 日本語わかりますか?
産経新聞の聞き方が悪かったのでしょうか?
どちらにしろ内容を含めておかしいと私は感じました。


2. 「三つの原則」の事例は真実ですか?
「三つの原則」については異論はありません。どういうスタンスで行動するかはご本人の自由ですから。
しかしこれらの事例は本当にあったことなのかどうか不明ですよね。あったともいえるし、なかったともいえる。

つまりこれらの事例は長谷川岳参議院議員の「真実」でしかありません。長谷川岳参議院議員の受け取った情報から判断した「真実」です。知らない情報もあるし、意識、無意識にかかわらず選択、追加した情報もあります。別の情報から別の「真実」があります。
例えば、「航空会社は機内への貨物の搬入作業の途中」とはその航空機の搬入作業だったのでしょうか? 隣の機へ搬入作業だったということはないでしょうか。機内の窓から見える範囲を考えると自分の機体の作業を見るのは難しいと思います。それにファーストクラスなので期待前方の席ですよね。それなのに「貨物の搬入作業」と断定できるのでしょうか?

また、「搭乗手続きのミスで、搭乗券と機内の搭乗者数に大幅な差異が生まれ、その確認業務に多くの時間を要しておりました。」ですが、これはどこからの情報なのでしょうか? この表現自体にも突っ込みどころは多々あります、「大幅な差異」、「多くの時間」などは全て主観の言葉です。
「搭乗券と機内の搭乗者数に差異」があるのであれば確認作業をするのは当たり前です。しかし通常は起こらないことが発生しているので「正しい見立て」(三つ目の原則)は難しいところです。とはいえ「搭乗、出発準備に時間を要している」のアナウンスは間違った表現ではないです。少なくとも政治家の言葉よりは。この確認作業は「搭乗、出発準備」の範囲内に私には思えます。
乗客はアナウンス程度の情報しかもっていないのが普通です。ところが「搭乗券と機内の搭乗者数に差異」という情報を知っているということはその時客室乗務員に質問したということですよね。そうでないと捏造です。いつ尋ねたのかわからないですが質問したとして、その時「威圧的な」態度でしたのかどうかは不明ですよね。一切書かれていません。吉幾三さんの指摘は「威圧的な」態度を改めるべきだということです。なのでこれでは回答になっていませんよね。問題を「三つの原則」にすり替えているだけです。これはすべての事例に共通するものです。全ての質問が「威圧的な」態度だったとしても、このブログの実例とは違いがないです。
また、どこの空港を使用されたのかわかりませんが大きな空港の搭乗手続きはバーコードが主流のはずです。そこで「大幅な差異」は生じないと思いますが。それでも「大幅な差異」が生じたのであれば、ブログに書かれている「テロあるいは不審者侵入防止の観点から、このミスは由々しき問題」となります。テロに関するような事象であれば重大事象にならないのでしょうか? そのような事件の報道は聞いていないので、報道機関があえて取り上げなかったのか?(報道機関は信頼できませんからね。私も全面的には信じていません。) 航空会社、空港が国土交通省に知らせなかったのでしょうか?
それでもおかしいですよね。「航空行政」に「三つの原則」まで考えていらっしゃる政治家が「報道」されていないことに何もしないとは。それこそ国民に知らせるべきことではないでしょうか? 航空会社、空港に忖度されたのでしょうか?

三つ目の例、「乗客の方お一人が、突如飛行機を降りることとなったこと」での「正しい見立て」です。
ここに書かれていることを読むと私には理解できません。まず「10分ほど遅延をする」のアナウンスが、「出発が大幅に遅れ、そのアナウンスが入りました。」の前なのか、後なのか?がよくわかりません。前なのか、後なのかで大きく意味が違いますよね。アナウンスがある前に50分待っていた後にアナウンスがあり、その10分後に出発しても「60分近くの遅延」です。出発予定時刻にアナウンスがあった後に何もアナウンスがなく60分待たされた後出発の場合も「60分近くの遅延」になります。どちらなのでしょうか?
前の場合は「正しい見立て」です。間違っていないですから。それまでアナウンスがなかったことには問題がありますが。このことについては書かれていないのでこちらではないと思われます。
素直に日本語として順番に読むと後の例の方だと私には思われます。後の例の場合は待たされている間に他のアナウンスがなかったことの方が不思議です。待つのは少しの時間でも長く感じます。なので他の乗客も騒がしくなったはずです。そのため何らかのアナウンスがなかった方がおかしい。今年1月2日の日本航空機と海上保安庁機の事故の時も事故当時の様子をSNSに投稿されていました。1時間あれば投稿が全くないことの方が私は不思議に思います。
それから、この文章ですと「乗客の方お一人が、突如飛行機を降りることとなったこと」が原因で「60分近くの遅延」となったことだけしかわからないですよね。降機が発生したタイミング、アナウンスのタイミングが不明です。50分間降機するかどうか検討した後にアナウンスし、降機したのかもしれません。その間のアナウンスについては上記で書きました。または、出発時刻に降機と判断し、「10分ほど遅延をする」とアナウンスした。しかし、降機が決定した時には預けた荷物がないということだったが、預けた荷物があることが判明してその作業で「60分近くの遅延」になった場合もあり得ます。
どちらにしろいろいろな事象が発生している状態で「正しい見立て」は変化します。それをどのタイミングでどの情報を出すかだと思います。それを全くしなかったとは私には考えにくいことです。
揚げ足を取ると、今年1月2日の日本航空機と海上保安庁機の事故の話は、関係ないですよね。それにあの事故が大きくならなかったのは情報が限られる状態で各自、各部署が最善を尽くしたことが理由ですよね。客室乗務員は機長との連絡が取れない状況で脱出の判断をし、行動したことが日本航空機の乗客、乗員に死者が出なかったと私は考えています。私のこの事件に対する「真実」はこれです。決して「全体情報の把握」だとは考えていません。情報が入らないことも「全体情報の把握」だと言われればそれまでですが。そういう論理であれば、全ての情報は入らない、限られた情報で判断するのでその状況におけるその時の「正しい見立て」であり、最終的な結果の「正しい見立て」とは必ずしも同じになるとは限らない。ということです。その上での情報開示のタイミングと開示内容になるはずです。それらを含めて考えるならば、どの時点でどういう態度でどういう質問をしたのか、回答者のその時点での情報が何で、どういう回答をしたのか、その時点でどういうアナウンスがあったのかを全てわからないと「正しい」機内での発言(クレーム?)だったかどうかわかりませんよね。全ての事例が条件、時点によって「正しい」発言にもなるし、ハラスメントに該当する発言にもなるものです。全て「正しく」判断できる事例はないというです。

なのでこれらの事例には納得がいく情報がないということで問題にならないと私は考えています。三つの原則を宣言したもので、このようなケースが「考えられます」程度のものです。これがこのブログに対して私が理解したものです。
従って、「第一の事例は、手荷物を期待へ搬入する作業遅れなのに管制の指示のためとの誤情報を伝えるなどした場合。第二の事例は、搭乗予定者と搭乗者の数が合わないのに出発準備の遅れという誤情報を伝えるなどした場合。第三の例は、出発遅れの時間を伝えるなどした場合。」というような感じにすればいいですよね。変に文章を長くして、本当らしくしていると受け取れます。と、まとめてみて「第一」と「第二」の原則は本質的には同じことを言っているんですね。原則を増やすことでもっともらしくしていると疑っても間違いないですね。人間は「3」という数字にはよく反応しますから。


3. それから、一番関係がないのが「新千歳空港の件」です。
航空行政に対する事例をアピールしたかったのでしょうが、吉幾三さんの回答には全くかかわりないですよね。謝罪する場合も必ず最後に「~に真摯に取り組みます」と結ぶ事例が多いです。政治家としては追加したかった事例だったのでしょう。このブログ自体が集票のためのものですから目的にはあってますね。回答としてはマイナス点です。
と考えていると、主題にある「航空政策」のために書かれたものなのだということが、やっと理解できました。頭悪いですね→自分。


このブログを吉幾三さんのYouTube動画に対する回答だとして、私なりに要点をまとめてみると、

「威圧したというようなことは(記憶が)ありません。」(前段)
「私が航空機の遅延について尋ねる時にはつの原則に従って行っています。これからもその原則にそって行います。また、航空行政にも関わっていきます。」(後段)

になります。まさに国会答弁ですね。
あえて前段を省いている。そのことによって後段の一般的な行動規範原則にしてしまっている。ということです。
わざと吉幾三さんがYouTube動画の指摘を外したというか、あえて無視してなかったものにしたいという意図が明らかだと思えます。動画の拡散は止めたいが、全く何もしないのも問題だと考えてブログに一般原則を書いた。というのが私の理解です。

このブログもご本人が書かれたものではないでしょうね。秘書、スタッフとかが書かれたのでしょう。議論しても勝てそうもありません。私なんか前段を思いつくのがせいぜいです。後段の「三つの原則で一般化」することなんて思いつきもしないので。

とはいえ、もし私のこのブログを読まれたら「三つの原則」の事例が発生した日時、航空会社、便名、場所を、長谷川岳参議院議員のブログで教えていただけるとありがたいです。そうすれば航空会社に問合せができるかな。
よろしくお願いいたします。

怒りに任せて思いつくまま書いてしまいました。脈絡がなく、意味不明な箇所が多いのに気づきましたが、時間もないのでお許しください。
とは言っても、まだまだ書きたいことがあるので明日に続けます。