一昨昨日19日、都内で日ウクライナ経済復興推進会議が開催されたそうです。
岸田首相は、「ウクライナ、日本、そして世界の未来への投資」と考え、官民一体となって強力に支援すると語ったとのこと。

日本が7分野でウクライナの経済復興支援へ-岸田首相が表明


この件で少し考えました。

復興支援が不要だとは考えていません。しかし、なぜ終戦の見通しがない現在の時点で必要なことなのかということです。まず、最初に感じたことです。

終戦への努力がまず必要なことだと思います。
誰かが、「戦争は経済的に割に合わない行為」だと言っています。
戦争は、必ず人命の損失が発生します。ロシア、ウクライナのどちらも戦死者数、民間人の犠牲者数を公表していないようですが、そして、ニュースでも報道されませんが多くの人がなくなっています。無人兵器が話題ですが、攻撃を受けた場合は死傷者がでるのです。
また、多くのものが破壊されます。その上、攻撃する武器も消費されるんです。資源の無駄です。

なので、まず停戦の努力をしていただきたい。欧米の動きからはどう終戦させるつもりなのか全く見えません。
戦争は一方的にどちらかが悪いことはほとんどありません。どちらにも言い分があります。そして、国内向けの見栄もあるのです。今回もそうです。ロシアが悪いように見えますが、欧米のニュースのみから判断するのは危険です。(ですが、他のソースがないのは事実です)
なので、どちらにもメリットがある調停案が必要なのですが、そんな動きは欧米にはないようです。武器支援のみの話題しかありません。

そして、欧米は武器を支援していますが、日本は武器の支援はできない。そこで、お金を出せという欧米からの圧力があったのでは? と勘ぐってしまいます。湾岸戦争、イラク戦争で起こった議論ですし。(この時は欧米が戦ったので自衛隊が後方支援しました)


次に、「世界の未来への投資」ならば、昨日のブログで書いたパレスチナにも支援してもよいのでは。他にも、ミャンマー、シリア、ナイジェリア、などなどの内戦があります。アフガニスタンの治安もよくないようです。
これらにも支援が必要だと思います。しかし、こんなに支援する余力はないでしょうね。
ところが、これらの国の話はあまり出ない。メリットがないからなのでしょうね。誰も気にもかけないし、助けもしない。(資源がない日本、将来を見るようですね)

支援も必要ですが、やはり、その前に戦争の終結が先ですね。
この手の政治力がない日本は期待できません。やはり欧米です。
その中でも、やはり「元世界の警察官」アメリカですかね。小中学校のころはこの言葉で正義の味方だと思っていましたし。
キューバ危機の時のケネディ大統領の飴と鞭の対応もありますし。

対応を期待しています、バイデン大統領。