NHKニュースによると、「成年後見制度について小泉法務大臣は、高齢化の進展に伴い必要性が高まるとして、より利用しやすい制度への見直しを検討するよう、今週、法制審議会に諮問することを明らかにしました。」ということです。
見直しは必要だと思います。
小泉法務大臣がおっしゃっている「利便性とか、効率性とかを考えた時に改善の余地がある」と会見で発言されました。法務省の見解なのでしょう。
「利便性、効率性」ではなく、「現在の成年後見制度の問題」を改善することが重要だと私は考えます。そうあってほしいものです。
というのは、
汚い弁護士、裁判所もグルか?狙われた金持ち家族が地獄の苦しみを味わう「おバカな法律」の落とし穴
によると、
法律専門職、弁護士、司法書士が「法定後見制度」で認知症高齢者を食い物
にしているということです。この制度、法律に従って堂々と報酬として受け取れるというシステム。その上、亡くなるまで終了しないという恐ろしい制度です。
この方のいうことが、本当なのかどうかはわかりませんが、あり得る話だと思います。
日本では法律上の紛争がアメリカに比べると少ない。アメリカに比べ弁護士も圧倒的に少ないという違いがありますが、仕事が少ないと思います。
なぜなら、キャッシングカード、クレジットカードの過払い金問題の勧誘目的の弁護士事務所、司法書士事務所のラジオCM、チラシによくお目にかかります。また、B型肝炎問題の勧誘の弁護士事務所、司法書士事務所のラジオCM、チラシもあります。これほど、仕事を探している弁護士、司法書士がいるということです。
とはいっても、当然儲からない仕事は受けないようです。
5、6年前に県の弁護士会の法律相談センターに相談したことがあります。儲からないと思われたのか、勝てないと思ったのか、「専門ではないので」と断られました。専門にしている弁護士の紹介もありませんでした。
生活のための仕事ですから仕方ないのでしょうが。一応30分の相談で\5,000円払いましたが。
その上、裁判所もまたまともではないようです。「絶望の裁判所」(瀬木比呂志著、講談社現代新書)には衝撃の事実が書かれています。
組織は長く続くと腐って行きます。それを止めるのはなかなか難しい。
「裁判には関わらず一生を終える」ことが自分の夢になりました。
とはいえ、とうの昔に還暦を過ぎてしまったものにとっては、「法定後見制度」に関わらないわけにはいかないかもしれません。金持ちではないので心配は不要かも。
ドラマ、映画では正義の味方として描かれることが多い弁護士、検事、裁判官ですが、実態は違っているようです。
犯罪者はどこにでも一定数いますが、その一定数以内で有ってほしいものです。
とはいえ、みんなが幸せになる「法定後見制度」に改正されることを祈ります。
検討、作成、制定する人たちがグルなので、難しいでしょうが。
しかし、祈るしかないですね。