昨日24日にロシアがウクライナへ侵攻して戦争が始まって4年になったそうです。4年は長いです。日本が真珠湾を攻撃したのが1941(昭和16)年12月6日で、日本政府が降伏文書に署名したのが1945(昭和20)年9月2日ですから3年9ヶ月です。これを越えています。日本の場合は、その前に日中戦争が1037年7月7日から始まっていますので、これを加えると8年2カ月になります。これに比べると短いとなるのでしょうが、やはり4年は長いです。
しかし、終わるような気配はないようです。2月17、18日とロシア、ウクライナ、アメリカの三者協議を開催しましたが、和平に関する進展はなかったと、2月19日のBBCの記事、
米・ロ・ウの「困難な」三者協議、最終日が終了 和平めぐり進展なく
が報じています。大きな進展はなさそうです。
ところで、1月29日の読売新聞の記事、
ロシア軍の死傷者推計120万人…米研究所「第2次大戦以降、戦争でこれほど多くの犠牲者を出した大国は」
に、米戦略国際問題研究所(CSIS)が1月27日に、ウクライナ戦争での死傷者数を報告した情報が掲載されていました。この記事によると、
報告書によると、露軍の死傷者は約120万人で、うち戦死者は約27万5000~32万5000人。ウクライナ軍の死傷者は50万~60万人で、戦死者は10万人~14万人と見積もった。
報告書は、ベトナム戦争での米軍の死者数(約4万7400人)などに言及し、露軍の損失は「第2次大戦以降、戦争でこれほど多くの犠牲者を出した大国は存在しない」と指摘した。
といいます。
ロシアもウクライナも数字を公表していないので、「ロシアの独立系メディアや英BBCが集めたデータのほか、米欧やウクライナの当局者からの聞き取りから試算した」ということで、数字に信頼性はないです。しかし、半分だとしても数十万単位の死傷者になります。
第二次世界大戦での死者数の情報が、人間自然科学研究所の記事、
◇第二次世界大戦1939年9月~1945年9月 の死者数
に載っています。
これに比べると明らかに少ないですが、やはりロシア軍、ウクライナ軍の死傷者は多いと思います。1955年から1975年まで約20年間続いたベトナム戦争でのアメリカ軍の死者数が「約4万7400人」なのでやはり多いと思います。この他にも民間人の死傷者がいます。
このような状況なのにロシアもウクライナも戦争を止めないですね。死傷者一人一人に肉親、親、兄弟、子どもがいて、人生があるわけです。それを単なる数字でかたずけられます。死傷者数を見ていると、為政者とは国民を数字で考える人なのだということがよくわかる事例です。人間は習慣、慣れの動物だというのでだんだんとそうなっていくのかもしれないですね。
戦争の原因の一つは領土問題だといいます。肉親が、知人が、国民が命を懸けた領土を手放す、譲るわけにはいかないという感情があるのはわかります。どちらもそれを追求すれば戦争を終結することができなくなるのも事実です。日本も満州問題で戦争を始めました。ロシアもウクライナも多くの死傷者を出してしまったので後に引けなくなっているのかもしれません。理解はできますが、戦争が続く限りは犠牲者が増えるだけです。難しいでしょうがどこかで止まる必要があると思います。難しでしょうが。
参考として、2月23日のCNNの記事、
ウクライナ侵攻から4年、今も「致命的誤算」の代償を払うロシア
を載せておきます。ロシアは誤算のために代償を支払っているというものです。記録として残しておきます。
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