梅吉は5年前に保護した猫だ。

こんなに小さいのに脊椎が3か所折れていて、
膀胱が破れていた。

事故だったのか、虐待を受けたのかはわからない。



自力で排尿が出来なかったので、カテーテルを膀胱に差し込んで注射器で少しずつ吸引していた。


保護して4日目に梅吉の下半身からオシッコが滲み出ていて拭いても拭いてもビショビショになっていた。


炎症がある猫のオシッコには毒性があり、梅吉の下半身の皮膚を破っている、との説明を受けた。


3か所の病院から安楽死をすすめられて、
4件目の病院で、何と
「大丈夫、大丈夫。治るよ」との言葉を頂けた。

涙がでた。



その日から不思議な事にピタッと滲み出ていたオシッコが止まった。



その時の詳しい事はブログにも書いて、
皆さんに「元気玉下さい!」
ってお願いしたなぁ〜。
ありがとうございます✨

まあ、下半身不随のままではあるが。


梅吉は健常な猫より病気がちで
しょっちゅう病院に通っている。

こういう猫は寿命が短いからね
って言われていたけど、
いやいやいや、梅吉が虹の橋を渡る時は老衰だし・・・
って思っている。







先週、咳をしていたので風邪をひかせたか!?
とひやっとした。

治りが遅いから早めに病院に行かなくてはならない。
が、その日は病院が休みで次の日に行こうと思った。

その夜、梅吉が目を見開いて苦しんでいた。
喉からガーガーという音を出してもがいている。
息が出来ないの!?
梅吉!梅吉!梅吉!
と、撫でさすりながら30分程か?抱きしめていた。


にゃ・・・と鳴いたので手を離すと
きょとんとした顔で見ている。

ウエットを出すと普通に完食した。

めちゃくちゃ怖かった。

何だったの、今のは?



次の日、1番に病院に行った。

前日の様子を説明すると
すぐ「レントゲン撮ります」と。




気管支が途中で潰れている。

気管虚脱だった。

大体が犬の病気で、猫には珍しい。



気管は本来、筒状になっていてその周りを軟骨で保護されているが、梅吉の気管支の潰れている辺りに軟骨がない。

進行性の病気で潰れが胸部に進んでいく。
最終的には窒息死らしい。




潰れが広がっているので、いつ亡くなっても不思議ではないと思って下さいと言われた。




呼吸が早い。


あまりにも苦しむようなら・・・と
安楽死をすすめられた。





5年前のあの日、奇跡を起こして生きて来た子だもの。

一緒に頑張って生きて来た梅吉だもの。

また一緒にがんばるの。


今の梅吉。