人間のお医者さん探しも難しいけど、もの言わぬ動物を親身になって診てくれて、気軽に相談にのってくれて、腕が良くて、そうお高くなくて…なんてないものねだり?
ペットの運命は飼い主次第。
どんな飼い主にあたるかで、幸せにもなり辛い生活を生きる事にもなる。
この事は胸にシッカリと刻んでおこう!

茶白の巨大猫の幸多は三年前に保護した時からいつも左耳から黒い耳垢をぽろぽろと出していた。
近所のAペットクリニックでは「耳ダニ」と言われ、次のW動物病院でも「耳ダニ」。
春日井市のHペットクリニックでも「耳ダニ」。
治療を続けても一向に良くならず、Mクリニックへ。
そこで、耳の奥に腫瘍がある事が判明。
判明はしたのだが、二年間の間10日に一度の注射が続いたが益々悪化しているようで、嘔吐も酷くなっている様子に、セカンドオピニオンを、という考えが頭をもたげて来た。
人間のお医者さんにだって得意分野、不得意分野があるんだから、獣医さんにだってあるだろうよ。
と、言うわけでS動物病院へ。
耳の奥に腫瘍があって、それが奥過ぎて脳に近い場所にあるため手術は難しいという事。
そこまではMと同じ。
ここのS動物病院の先生は幸多の左右の眼の瞳孔の大きさが違う事に気付いてくれて、時々のフラつきと胆汁の嘔吐などの症状から、病名はメニエール病と診断されました。
相談の結果、手術はしないで、耳の洗浄と点薬。吐き気がひどい時はお薬を飲ませる。
一生付き合わなくてはいけない病気なので、よく様子を見ながら気長にやりましょう…という結論です。

患者と医師の相性って結構大切だと思います。
この先生って、ちょっと……?と思ったら、
セカンドオピニオンって考え方もいいかもしれません。
可愛い家族のためにはとことん信頼の出来るお医者さまを探しましょう。