我が家に小牧の置き去り猫、

茶トラの「おちゃあ」と、
 
茶白の「お姉ちゃん」が来てから早一ヶ月近くになります。

二匹とも我が家の三段ゲージに入った時から、くねくねくねくねくね…ごろろんごろろんごろろん、の驚くべき人懐っこさで、まぁ保護したほとんどの猫達も同じような様子なのですが、
頭のネジの5~6本はゆるんでへんか?って感じの可愛いらしさてんこ盛りです。

しっかり者のお姉ちゃんは他の猫にシャーされたらキチンとシャーをやり返す分別は持っているのですが、おちゃあと来たら、ぱんされてもてれ~~~んとアメーバ状に溶けてにじり寄っていきます。
まさに「太陽政策」⁈ いや、ただ単にゆるいだけなのか……。

こんな愛すべき、ゆるゆるおちゃあなのですが、保護した時から極端に細く、と言うかガリガリのペラッペラで、何とかお腹いっぱい食べさせようとするのですが、a/d缶を与えても水分を舐めるだけ。
カリカリに至っては頑張っても5粒…。
カルカン、モンプチ、焼津のマグロなどなどをとっかえひっかえ差し出してはがっくし…の連続の日々。
そして一週間後、とうとう入院に。
嘔吐と下痢です。
痩せて眼だけぎょろぎょろとしたお顔できゅーきゅー泣いて。
こっちも泣きたいよ。

 
一週間後に退院したはいいけど、次の日にまた嘔吐で再入院。
一週間後に退院して、今度こそお腹いっぱい食べようね~と缶詰を置いても水分を舐めるだけ。
そして、また再々入院に。
一体なに?一体どうして?

思うのですが、おちゃあは生後半年くらい。
小牧の夜逃げ宅でその頃生まれたとしたら、その時から一度もお腹いっぱいのご飯を食べた事がないんじゃないかしら。
食べたくても食べられない内臓状態なのではないかしら。

なんて残酷な、なんて哀れな事なんでしょうね。

おちゃあ、頑張って孤独と点滴に耐えて、早く私たちのおうちに帰っておいで。
それで今度こそはお腹いっぱい美味しいゴハンを食べようね。
いっぱい猫じゃらしで遊ぼうね。
おちゃあのベッドも爪とぎもそのまま置いてあるからね~。
待ってるよ~。