先日よりお伝えしているブリーダー廃業の柴犬たちですが、お借りしている臨時シェルターからすぐに立ち退かなければならなくなりました。
富山県内で引っ越し先を探しています。大至急です。
臨時シェルターとして事務所や倉庫の一部をお貸出し可能な方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけますと幸いです。
メールアドレス
shippono_kokoro@yahoo.co.jp
こちらまで↑メールをお願いいたします。
簡単に事の経緯を説明いたします。
①数年がかりで規模縮小→廃業を促す予定だったブリーダーの諸事情により、犬の世話ができない事態が発生する。
それが数日で終わることなのか、長期に及ぶことなのか分からず、妊娠中の犬もいることから万が一に備えて急いで全頭引き上げることになった。
②知人やこれまでお世話になった方々に事情を説明し、犬の臨時シェルターとして使用できる場所がないか片っ端から声をかけていく。その中で、ある企業(X社)から施設の一部を無償貸与できるというお申し出があった。
③当会は、その施設はX社が所有し管理権限を持つものだという認識でいたため、有難く様々な準備と手配を整え、柴犬たちを入居させて日々お世話に通っていた。
④しかし、当該施設は行政がX社に貸し出している物件であった。本件についてX社側から行政に報告する予定は立てられていたが、その前に行政が知ることとなった。
⑤無断転貸にあたる等の理由で、行政トップから即時退去を命じられる。
上記が経緯となります。
X社側から、行政に対して謝罪と事情説明を行っていただきましたが、「すぐに退去を」との姿勢は変わらず、現在の場所に柴犬たちを置いておくことができなくなりました。
迅速にご対応くださり、様々な気遣いやサポートをしてくださったX社に多大なご迷惑をかけてしまい、大変申し訳なく思っております。
柴犬たちは被害者です。
当会が引き上げなければ、狭いケージに閉じ込められたまま、充分な散歩やスキンシップもなく繁殖のためだけに使われて、一生を終える命でした。
ブリーダーは20年以上も無免許で違法営業しており、飼育上の問題点や騒音等の苦情が近隣から入って保健所が何回指導を行っても改善されなかったそうです。
みんな、毎日のお散歩をとても楽しみにしています。
しっかりケアして、大切に可愛がってくださるおうちに送り出してあげたいです。
念のため保健所に問い合わせたところ、県内に全頭を収容できる施設はないということでした。
県として対応できないとなると、わたしたちが引き受けざるを得ません。
どこにも居場所がないはずがない。
この子たちは厄介者や不用品ではない。
全頭の預かりボランティア・里親が見つかるまでの間、柴犬たちが安心して過ごせる居場所のご提供をお願いいたします。
※設備・場所には希望があります。
- これから暑くなるため、冷房もしくは涼しく過ごせる設備があること
- お世話に通うボランティアメンバーの負担を考え、山奥や県境などではないこと
- 近隣のご迷惑になってはいけないので、住宅密集地ではないこと