不倫に走り、
美味しいもの、素晴らしい景色、楽しいイベント
そう言うものを家族と共有しなくなった夫。


いくら素敵な体験をしても、それを家で話せないから
家族との距離はどんどん離れていく。


知られてはいけないと
必死に隠して、秘密がますます増えていく。


そうして失うのは、家族の信頼。
家を出たのは、居たたまれなかったのかもしれない。


誠実さの欠片もなく出ていったら
残された娘たちがどう思うか、
狂ってなければ想像するのは容易い。


創造力がないから不倫なんかできるのでしょうね。


この先、聞き慣れた娘の声で
「ねえ、パパ?」と呼び掛けられることもなく
結婚も知らされず、バージンロードも歩けない。
病気になっても駆けつけることはないでしょう。


一緒に温泉に行って
湯上がりのビールを飲み過ぎ!!と注意してくれる娘はもう側に居ない。


年末いつも家族で見て大笑いしていた恒例の
「がきつか」だって、一人で見るのよ。


表面上は変わらずお付き合いのある方々も、
家族を壊し捨てた人として
どこかで距離を置く人もいるはず。


ちょっと考えたら、
失うものの大きさで怖くなる。
その感覚がおかしくなって不倫に進み、
未来なんかない関係を選ぼうとしてる。


助けてあげられるのは家族しかいなかったのにさ。
何度も戻れそうな道を教えてあげたのに。


時間がたてば気付くんじゃないか。
不倫に侵された脳も、戻るんじゃないか?
そう思いながら半年近く。


私たちを拒む態度に、もう限界を感じてる。
姿を見ても家族と思えない。
彼の持ち物にも触りたくない。
顔を見ても他人としか思えないのです。