夫の不倫発覚から約5年の家庭内別居を経て別居。

離婚に向けて動き出しています。

現在は夫の反応待ちで止まった状態ですが

今年のうちにははっきりさせたいと思っています。




桜が咲く季節になるごとに、

自分の気持ちの変化を感じてきました。




最初の桜は

愛犬と夫と歩いた桜並木を思い出し

ひたすら辛かった。




次の桜は、

ただただ夫と相手が憎くて。

2人でお花見してるのかな、とか

前年まで愛犬と歩いたあの幸せな時間はもう戻らないと絶望したり。

愛犬を看取った後は余計に孤独を感じました。




家の近くには桜の名所があります。

幸せそうに肩を寄せ合い写真を撮るご夫婦や家族連れを目にしますが、

5年前は吐き気がするほど辛かったのです。




それから数年は、

感情に蓋がされたような感じでした。

綺麗なものを見れば「綺麗ね」と感じても

心に何も残らず、響かない。

きっと表情も能面のようだったと思います。




2025年の桜は、もっと元気に見られそうです。

別居して9ヶ月が過ぎ

生活の自信がついたこともあります。




この家に1人残ったとしたら、

夫からのギリギリの生活費(婚姻費)では生活できなかったと思うけれど、

娘たちに固定資産税や光熱費を均等に負担してもらうことで

なんとかやってこられました。




娘たちが家から独立する時が来たら、

私もまた暮らし方を考える時が来るかもしれません。




桜の花はもうすぐ。

手術を受けた腕も、

目の高さまで乾杯のグラスを上げられるくらい回復しています。




私は人が多い場所が苦手なので、

どこかひっそりと桜を愛でる場所を探してみるつもりです。

旅に出て、車窓から見る桜もいいかな、なんて。




別居して、1人がこんなに清々しいものだと知りました。

誰に合わせることも遠慮もなく

良い意味で自己中な振る舞いが許されるのです。




今年の桜、皆さんはどんな気持ちで眺めるのでしょうか。

あの花びらのピンク色のように、

幸せな気分で見られたらいいですね。