報告書受け取りの日。

親友が同行してくれました。

私が依頼した調査会社の通された部屋は
こじんまりと清潔で
好感が持てました。


説明担当は男性でしたが
落ち着いた静かな方で
私に気遣いながら説明を始めます。


目を開けちゃいけないような、
見てしまったら終わりが来るような気分。


まずは紙面で構成された報告書。
夫と相手の画像が目に飛び込んできました。


あ。ほんとにおばさんだ。
こう言ってはなんですが····
胸は下がりぎみ、お腹も出てる。
髪に艶はあるけれど、ショートカット。
夫の嫌いな髪型です。
それに、夫と会っているとき、
お洒落してないんです。


私と趣味が違うからそう思うのでしょうか?
オバサン以外の印象がない。


そして、次々画像を見るうちに
あ、あれ?え。えええ?  う、うそ。




私は体ががくがくと震えてしまい
どうにもならなくなりました。



今こうして書いていても、体が震えてきます。
恐怖の記憶。
体が覚えてしまったんでしょうか。