セリはあと半月もすれば我が家生活1年になります。
来た時は推定10ヶ月くらいのまだお子ちゃま。
それでも、人間を全力拒否、逃げ回る、そんな子でした(今もまだ変わらないとこあるけど)
産まれてたった10ヶ月でここまで身に付いてしまう野犬の習性。 DNAもあるのかな。
産まれてまだ真っさらな心と頭に刻まれたセリにとっての人間とは…
遠くに見えたら身を潜めじっと隠れていなければいけない相手。
近くに来たら必死に逃げなければいけない相手。
仮父をここまで怖がるのも、耐え難い恐怖を受けた強いトラウマがあるんだと思います。
今、野犬に特化した保護団体も出来ています。
長い時間、野犬と向き合って来た方の「野犬とは…」の発信も。
とても勉強にもなります。
そして、自分がやって来た事の自己流故の未熟さ。
本当に感じています。
我が家には野犬ではない中型犬雑種も何頭か来てくれました。
庭に繋がれて食べ物だけ与えられるような環境に居た子でも、野犬とは天と地ほど違います。
お散歩経験が少なくて上手く歩けないのと、命がけで逃げようとする違い。
私は未熟なので元野犬達を「譲渡していい犬」と言うとこまで成長させてあげられず里親様に託して来たと今になって思ってます。
みんなめちゃくちゃ大切にして貰ってて幸せに暮らしているけど、きっと里親様は大変だっただろうな。
私の不足分を補ってくれたから。
元野犬は何年経っても、元野犬です。
人間とバディになるように作られている純血種のようにはならない… なれない…
それでも大切に家族として愛情たっぷりに注いで、「小さな事を、大きな幸せ!!!」と言って下さるご家族様には感謝しかありません。
今のセリ、自分を傷つけただろう人間の手を、おもちゃにして「遊ぼうよう〜 」て、早朝私の体の上に飛び乗って来ます。
この子はどうなったら「譲渡していい元野犬」になるんだろう、そんな姿を見ながら考えてしまう。
私の言葉もたくさん理解するようになったし、
ソファーでのんびりお昼寝しています。
でも、何かをきっかけに家の中でも凄い勢いで逃げ回る事もまだまだあるし、
お散歩も上手になってきたけど、やっぱり「普通のお散歩」にはなっていない。
こういう子達の安全な環境は本当に制約がたくさんあります。
お願い事がたくさんあって、楽しいワンコライフを過ごせるのかな、なんて思うことも。
でも、この子達の「命」を守る為には絶対必要な事であって。
少しでもバトンを渡すご家族の負担を減らすのが私の役目。
その力量が私にあるのかな。
無邪気に遊ぶセリを見てると、いろいろ考えてしまいました。
なんだかめちゃくちゃネガティブなブログになっちゃった。
いろいろ見直す為にはこんな時もあり??
未熟だけど、時間がかかるけど、
セリを幸せにする!!!
↓↓我が家に来る為にセンターから出てきたセリ
この写真がセリとの最初の出会いでした。
こちらは12月7日です
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セリのプロフィール
・mixの女の子
・年齢 推定1歳くらい
・体重 10キロ
・血液検査済
・フィラリア (−)
・混合ワクチン接種済
・便検査・駆虫済
・避妊手術済
・マイクロチップ装着済
2024年12月13日
茨城県動物指導センターより引き出し
きらのプロフィール 
・mixの女の子
・年齢 推定5歳くらい
・体重 11キロ
・混合ワクチン接種済
・血液検査済
・フィラリア (-)
・避妊手術済
・マイクロチップ装着済
・狂犬病ワクチン接種済
2021年12月6日
茨城県動物指導センターより引き出し
とても良質なフードです!
バンガードさん、いつもありがとうございます




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