ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 

 

 中古マンション購入に失敗し、老人ホーム状態の限界マンションに引っ越し。朝陽の射さない西向きの部屋で、向かい側の超高齢夫婦が放つ猫の糞尿臭とタバコ臭、それにベランダに面した公園から発せられるお子様たちの歓声(嬌声)に悩まされつつ、半ば諦めに近い日々を送る母と娘(と高齢犬)のやけっぱちな日々をつづるために始めた、このブログ。

 

 一度は犬ブログに転換しようと思ったものの、方針も定まらず。そうこうするうちに小室圭さん眞子さんの話題に気を取られ、軌道修正しようと思っていたら、今度は朝ドラに腹を立ててまた話題がそれて。

 

 今や、何ブログだかわからなくなっているわけだが。あまり気にせずに、このままのらりくらりと行こうかと考えている。エンタメが好きなので、その方面の話題も出てくるだろう。

 

 それでだ。元SMAPで新しい地図の香取慎吾が、NHKのスペシャルドラマで山本五十六(やまもといそろく)役を演じると発表され、ファンが喜んでいる。

 

 だがこう言ってはファンに申し訳ないが、これは致命的な配役ミスである。上白石萌音を主役にして「牡丹燈籠」が悲惨な事態になったことの繰り返しだ。

 

 いや、正確に言えばこれは配役ミスではない。NHKは批判を覚悟で、あえて香取慎吾を選んだからである。12月に、山本五十六についてのドラマを作る理由は明白だ。日米開戦、つまり太平洋戦争が始まった月だからだ。

 

 NHKは毎年12月に、日米開戦にまつわる物語をドラマにする。山本五十六は、日米開戦時の連合艦隊司令長官だった。あの真珠湾攻撃を指揮した人物なのである。

 

 これはいいことだ。体験世代が次々に鬼籍に入り、昭和の戦争の記憶も今や歴史の彼方に消えようとしている。だからこそ、過去を伝えることが公共放送の役割である。

 

 ここ数年、夏の戦争特集で体験を語る生存者が100歳に近づいている。数年前、太平洋戦争最大の消耗戦と言われたインパール作戦についての特番が放映され、そのあまりにも壮絶な内容に、インパール作戦という言葉がツィッターのトレンド一位になるという珍事が起きた。

 

 戦後日本にあって、インパール作戦という言葉は「不毛の消耗戦」の代名詞である。今年、コロナ渦に有効な手を打てず国民を疲弊させ、多大な犠牲を払いながらワクチン頼みで五輪を強行する日本の姿を、インパール作戦に例える言説がネットにあふれた。

 

 話はそれたが(年中それるが)、その大事な日米開戦ドラマで、あまたいる多くの俳優の中から香取慎吾を選んだのは、一にも二にも視聴率のためである。

 

 こういうドラマを観るのは、私のような中高年か、特別に歴史や時事問題に関心の高い層だ。普通は観ない。特に若者は観ない。しかしNHKは、そういう層に観てもらいたいのだ。だから香取慎吾なのである。

 

 元SMAPのメンバーは、長年NHKと深い関係を築いてきた。草彅剛は今、大河ドラマで15代将軍徳川慶喜を演じている。これも視聴率のためだ。元SMAPは年長だから、こういう配役も可能なのである。

 

 香取慎吾は13年前、大河「新撰組」で近藤勇を演じたこともある。あれもかなり無理だったが、今回も無理である。別に元アイドルだからダメとか、彼に演技力がないからダメだというわけではない。

 

 要は、もっと適役がいるということだ。確かにファンは観るだろうし、視聴率も少しは上がるだろう。しかしそれと引き換えに、ドラマ全体の出来が微妙になる。他のドラマならともかく、昭和史の重要人物には不向きだ。

 

 できるだけ多くの人に観てもらいたいという、その意図はわかる。しかし、主役がハズレではドラマ自体がコケる。視聴率を上げるためにアイドルを使うなら、他のやり方がある。脇役として使うのだ。

 

 アイドルや若手の人気俳優が出れば、画面が華やかになるし、何より若手自身の成長につながる。同じくNHKが制作して映画にもなった「太陽の子」も、三浦春馬や柳楽優弥、有村架純などが出演したために、画面が美しくなった。

 

 安易なドラマばかり量産して、そこにアイドルや若手を使っていると、いつまでのエンタメの質が上がらない。日本のエンタメが低迷している最大の理由は、そこにある。

 

 その結果、視聴者も真剣に観なくなる。作り手と受け手との間に緊張感がなくなるのである。韓国のように本気で作らなくてはダメだ。

 

 このドラマも、韓国や中国をはじめとするアジア全域、そしてアメリカやヨーロッパにも配給されるような水準のものにしなくてはならないのだ。日本国内しか見ていないようでは、今から出来が思いやられる。

 

 黒沢清監督で、高橋一生と蒼井優が主演した「スパイの妻」は、外国人にはわかりにくい日本固有の問題を扱っていたにもかかわらず、そのていねいな作りと志の高さで、昨年のカンヌ映画祭監督賞を受賞している。

 

 だから、香取慎吾が山本五十六を演じるというのは、いいニュースではないし、ヨイショ記事を書いてPVを稼ぐマスコミ同罪だ。ここは批判しなければいけないのである。

 

 それに庶民性が魅力の香取慎吾には、山本五十六役は似合わない。雰囲気が違う。雰囲気というのはとても大切なもので、我々はほとんどの場合、その人を話の中身ではなく雰囲気で判断している。だから時々、おかしな選挙結果が出る。

 

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 山本五十六とは(画像は若い頃)

 

 

 第26代27代連合艦隊司令長官。昭和16年12月8日に、真珠湾攻撃の指揮を取ったことで有名。国民的に気があった。父親が56歳の時に生まれたので、こう命名された。

 

 攻撃を受けるハワイの真珠湾。在米日本大使館の怠慢により宣戦布告が間に合わず、国際法違反の卑怯なだまし打ちとされた。日本にとっては初戦の大戦果となり、これが戦争に深入りする結果を招いた。

 

 開戦の速報を伝える街頭ラジオに聞き入る日本人

 

 山本はハーバード大学に留学し、ヨーロッパも視察している。英米の進んだ文化と技術を知っていたため、半年で決着がつかなければ勝てないと予想しており、その通りになった。

 

 昭和18年4月18日、ソロモン諸島のブーゲンビル島上空で、アメリカの空軍機に撃墜され死去した。当時、アメリカ軍は日本軍の暗号を全て解読しており(情けない)、戦艦「武蔵」が打った電文を解読。長官機が登場する時間を、正確に把握して撃墜した。

 

 ちなみに昭和20年4月、沖縄戦の救援に向かった戦艦「大和」も暗号を解読され、世界最大の主砲を撃つこともできず、7日に鹿児島県坊ノ岬沖で攻撃され沈んだ。日本軍の作戦は全て筒抜けだった。

 

 画像はアメリカ空軍の猛攻撃を受ける大和と、最後に大爆発を起こして沈む大和

 

 

 

 「大和」の悲劇は、ほとんどの乗組員が死亡したことだと思われている。それもそうだが最大の悲劇は、そんな状況で「最後の一人まで」「一億総特攻」と叫びつつ、戦争を続けていたことである。

 

 アメリカ軍は山本が極めて優秀で、彼以上に有能な海軍司令官はいないこと、国民的人気があって、死去すれば日本人の士気が下がることなどを充分に認識した上で、山本の排除を決めた。

 

 日本軍は山本の死をしばらく隠した。私の母親は、山本長官の死去を知った時の衝撃や、日本全体が悲しみに包まれたこと、父親が「もうこの戦争は負けだな」とつぶやいたことなどを、子どもだった私に繰り返し語った。

 

 

 インパール作戦とは

 

 ビルマ(今のミャンマー)で、戦局が決定的に悪化した昭和19年3月に始まり、すぐに失敗が明らかになったにもかかわらず、ダラダラと4ヶ月も続いて多大な犠牲を出した作戦。食料補給などの兵站を無視し、精神論だけで強行された。

 

 指揮した牟田口簾也司令官は、度重なる現場からの撤退要求を全て無視、陸軍中央もそれに引っ張られ、中止を決めてからも撤退が難しく、日本兵が敗走した道は白骨街道と呼ばれた。真ん中は連合艦隊司令官時代の山本五十六、その下が白骨街道。

 

 死者の多くは餓死だった。今でも遺骨が残っている。牟田口中将は戦後「陸軍の三バカ」だか「四バカ」だかの一人と言われ、多くの日本人の怨嗟の的となった。昭和12年7月7日に起きて、日中全面戦争の引き金となった盧溝橋事件の関係者でもある。

 

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