【たてみんワールド 20面】 ~アイドルヲタク卒業?~ | シポアのブログ

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感想文に定評があるらしい。
更なる質上げの為に自分を磨いて参る(★・s・)

たてみんさんのライブをレポート

マジみんた
七変化
アイドルオタクアイドル
たてみんカラーはレインボー

【Twitter】
 たてみん(@tatemingohan)
 たてみんスタッフ(@CordaManager)
【日付】
  2018/8/5(日)  開場17:30 開演 18:00
【イベント】
  たてみん生誕 ワンマンSHOW!!
    『ヲタクは尊い ∞ ~Forever DRWT』
【場所】
  西川口ハーツ
【セトリ】
  いっぱい
【出演】
  たてみんと愉快な仲間たち

<LIVEではないSHOW TIME>
ついにやってきました、たてみんさんワンマンSHOW!
LIVEではない点は、ちゃんと理由があります。
昨年、たてみんさんの生誕ワンマンは、たてみんさんの中でも120%以上の盛り上がりを魅せる、熱く弾けるライブとなりました。
良いことは良いのですが、たてみんさんは「大成功」の中から思う部分があったようです。
悩みは種となり、熟考の肥料を与え発芽した答えが「ワンマンSHOW」だったのです。
通常の「生誕ワンマンLIVE」に比べてしまえば、盛り上がりは少なかったかも知れません。
でも、確かに受け手の心に残るたてみんさんの「想い」があったハズです。
少なくとも私は感動しました。

<構成>
イベントはパレードから始まりました。
もう、この時点でLIVEとは違いますね。
そう。パレードから始まったのです。
これもLIVEではない行進曲の前奏と共に、
ステージに現れるのではなくライブ会場の後方から登場するたてみん御一行。
紙吹雪を陽気に上空に投げつつ一人一人に挨拶し回る。
会場はたてみんさんが創り出した世界に即取り込まれて行きました。
同時に配られるクラッカー。
おいおい、こういうのは普通ヲタ側がサプライズで…ま、良いか。
ハッピーバースデーのメロディと共に炸裂するクラッカー。
会場は開始数分で散らかり放題になりました。
それから今回の公演に掛ける想いのMCと、
オープニング代わりなのか、それいけみんちゃんまんを披露していよいよSHOWの始まりです。
ちなみに、
イベントの最後の方で伝えられましたがこのオープニング曲はたてみんさんの新曲。
作詞はなんと、私が最も付き合いの長いアイドルさん。
嬉しくて泣きそうだった。
SHOWの内容は朗読劇。
ステージに立てられた2本のスタンドマイク。
袖から静かに登場した、スーツ姿とドレス姿。
@mimiさんのご登場です。
二人は台本を手に持ち、
特に説明はないもののこれから何をするのか誰もが理解できたでしょう。
朗読劇の合間に流れるたてみんさんのオリジナル楽曲。
バックダンサーにはレヴェトさん。
たてみんさんのオリジナル曲はどれもテーマ性が濃厚で、
物語の進行に合わせて適所に流れる事で場面のイメージを強く結びつけていました。
それか、
言葉と音楽を交えて二つの伝え方でお客様方に想像を創造させようと考えたのかもしれません。
たてみんさんはオリジナル曲に合わせた衣装があります。
今回はその衣装をふんだんに披露した結果、
某ドリフを彷彿させるような早着替えでした。
そうして朗読劇とライブをやり遂げ、SHOWは閉幕するのでした。

しかしまだ終わらない。
私含めて会場が「(アンコールやるの?やらないの?)ざわざわ」している最中、
痺れを切らしたたてみんさんがステージ裏から
「あんこーる あんこーる」と声を掛ける。
相変わらずの面白さに会場はテンションが上がり、
盛大なアンコールが湧きたちました。
アンコール後はお知らせやLIVEで全てのプログラムを終了するのでした。

<朗読劇>
人生に退屈しているサラリーマン。
 (堕落した人生を送る半端野郎)
ある日 仕事に向かう途中で一人の美少女に出会った。
 (ある日 普段は歩かない道のお店のドアを開け 一人の美少女に出会った。)
その人はアイドルで 生まれて初めてみるステージに心が躍った。
 (その人はお店のキャストで 何か言葉にできない部分に惹かれた。)
ステージが終わった時には夢中だった。アイドルという存在に。
 (初めて会った瞬間から心に残った。その時は気になるだけだと思っていた。)
それからそのアイドルのステージに足を運ぶようになった。
 (それからそのキャストがいる日に会いに行くようになった。)
最初は緊張で話しかけに行くこともなかった。
 (自分の気持ちを認めないまま長い月日が流れた。会う回数も減って行った。)
なんか凄まじいヲタク(cv たてみん)に半ば強引に物販列に並ばされる。
 (全然関係ないメイドさんに「推しなら会いに行きなさい!」と背中を押される。)
始めて目の前にする憧れのアイドル。緊張で声が出なかった。
 (久し振りに目の前にする憧れの女性。緊張でまともに顔が見れなかった。)
それから物販に並ぶようになり ステージの細かい点にも気付くというアピールをするようになる。
 (自分は他の客とは違うと 大人ぶった背伸びをして彼氏面をするようになる。)
このアイドルが好きだ!自分を夢中に 本気にしてくれる!
 (この人が好きだ。俺はこの人に認めらる為に人生を掛ける。)
強い気持ちはストレスとなり 怖い言葉や他者を批判するように。
 (強い気持ちはストレスとなり 言いたい事が言えない故に黙り込むように。)
突然の悲報。アイドルはアイドル業界を引退すると宣言。ヲタクの恋は急遽幕を閉じる。
 (突然の衝突。お互いの気持ちをぶつけ合い 今まで言えなかった気持ちを言葉に乗せる。)
ヲタクは気持ちが消失し 今後について悩み苦しむのでした。
 (心に火がともされる。怒りが俺の背中を押す。俺は絶対にこの人に認められてみせる。)

以上が大まかな流れです。
1行の合間くらいのタイミングでたてみんさんのオリジナル曲が流れ、
場面に合った選曲は流石、会場も盛り上がりました。
え?()は何かだって?
さぁ、なんでしょうね(・v・。)

<所感>
今回のワンマンSHOWは、
前述した通り盛り上がりには欠けているかもしれません。
しかし、
たてみんさんが自分の経験の基に伝えたい事を真剣に届けてくれる。
それは朗読劇にあるテーマだったり。
アイドルの卒業や解散についてだったり。
界隈を飛び越えて音楽を楽しみたい想いだったり。
たてみんさんは「もっと気楽に聞いてください(笑)」と言ってましたが、
そんな表情で語られているのにふざけてらんないっての。
本人は自覚が無かったかもしれませんが、
これは演説でした。
言葉の中に愛が詰まってる。
これがたてみん。
愛が溢れてる、これがたてみんさんの根底にある魅力なんだなって。
その時初めて知りました。
俺もここに惹かれてるんだなぁ。
大切なものが私の心にも添えられたような気がします。
 
<追伸>
度重なる推し卒業に伴い「アイドルヲタク」卒業したそうです。
新しいキャッチコピーは「変幻自在のエンターテイナー!ヲタクofトップ」。
飲んでる姿も~ 「変幻自在のエンターテイナー!ヲタクofトップ」 ← めちゃくちゃ早口で言ってそう