令和3年6月と令和5年7月に産卵した卵は、冷蔵庫の中で長い間冬眠をしていました。

去る4月18日(金)には、冷蔵庫から下界に出て冬眠から目覚めました。




そして20日後の5月8日(水)の早朝、とうとう孵化しました。

体長1mmほどの毛蚕と呼ばれる黒い幼虫です。

これから1か月もすると口(吐糸口)から絹繊維を吐いて繭玉を作り、その中で5回目の脱皮を行って蛹になります。

 




更に蛹は、繭玉の中で羽化して成虫「蛾」になります。

そして蛾は、口からタンパク質分解酵素を出して繭玉を破って出てきます。

蛾は直ぐに交尾をし、雌は300個から500個の産卵をします。

雄は死んで土にかえります。

これから生まれてくる子供の餌となる桑の葉の肥料になるのです。

これから逐次、蚕の成長の様子をお知らせしていきます。見守ってください。