四 季 彩 々
「言っていることと、やっていることが違う。」次々と出てくる新事実。多数の絵画や家族旅行。豪華な海外視察費用など。物議をかもした舛添東京都知事が辞職し、都知事選挙に。◆「候補者選び」もすったもんだの東京劇場。「先だしじゃんけん、後だしじゃんけん」の「カケヒキ政治」より、都民は真に「都民のためのあたりまえの政治」を求めている。◆国でも地方政治でも、政治家の「政治とカネ」のズレた感覚こそどうにかしなければダメだ。◆かたや国では参議院選挙が終わった。与党自民・公明、おおさか維新など改憲勢力が2/3を超えた。参議院選挙ではダンマリの姿勢だったが、さっそく改憲話がふってわいたようにもち上がっている。年頭には「憲法改正を」としていた安倍総理なので、当然か。◆しかし何か国民を小バカにしてはいないか。ここでも「カケヒキ政治」が透けて見えて仕方ない。アベノミクスも、TTPも、安保法制も、実は「言っていることと、やっていることが違う。」政治になってはいないか。◆憲法改正発議に必要な2/3を超えたというものの、国民は全てを白紙委任したわけではない。慎重な議論の積み重ねが必要だし、私たち国民の側も主権者として見聞きして参加することが政治を治すには必要だ。(2016.7.14)