「春眠暁を覚えず」とは、孟浩然の詩『春暁』を元とするものだが、春の夜は心地よいので、朝になったことにも気づかず、つい眠り込んでしまう」という意味とのことだが、意味をちがってつかわれていることを、よく目にする。◆哺乳類の睡眠時間と覚醒時間は一定保たれているのだが、これまでそのメカニズムがわかっていなかったそうだ。しかし17日付の米科学誌「ニューロン」に、「ヒトを含む哺乳類の睡眠にカルシウムイオンや、その遺伝子群が重要な役割を果たしている」ことを、東京大学と理化学研究所の研究グループがつきとめたとのこと。◆睡眠障害を伴う様々な病気の原因解明や治療薬の開発に役立つであろうとのことだ。◆人に眠りは欠かせないもので、その時間や覚醒とのバランスを崩してしまうと健康を害し、病気になってしまう。そのようにならないようにしたいものだ。◆ところで国会中継を見ていても居眠りをしている議員がおられるが、しっかりと目を見開いて仕事をしてほしい。政治の劣化は、人々の暮らしや命に痛みを強いることになりかねないからだ。◆今、安保関連法の施行を前に、いろんな市民が目を見開いて、法の廃止や立憲主義の回復を求める運動が広がっている。この点で居眠りはしていられない。(2016.3.24)