この日、朝イチバンに夫の携帯が鳴りました。（多分、朝７時過ぎとかだったかと）
慌ててワタシたちは電車に飛び乗り、病院に向かいました。
予定より早めの手術、しかも心臓がとまった状態からの手術とはなりましたが、それでも「明日手術です、て中で（予定では何日か先だったので）緊張と不安の中で手術を受けることになる本人の気持ちを考えたら、意識のない知らぬ間の手術の方が本人にとってはまだ良かったのかもしれない」
そんなことを誰からともなく言っていたように思います。（ワタシ的にもそう思えます。手術の前日となれば、少なからずかなりの不安はあると思いますから）
ちなみにワタシも「このPHS、電源切れてないよね？」と心配になるほど、鳴ってもいい時間なハズなのに鳴らない…
それまで４時間位までは、そんなに長く感じず待てていたのですが（夫も待ってる間の時間は、さほど長く感じなかったようです）予定の５時間を過ぎてから、それからの５分もかなり長く感じました。
あの時は、みんな今か今かと病院から渡された患者家族用のPHSを見つめて待つ…そんな時間が一番長く感じたかもしれません。
結局、患者家族用のPHSが鳴ったのは夕方５時頃…
義兄がPHSに出て間も無く、患者家族用の控え室に医師が来て「無事、手術が終わりました。手術のご説明などがありますので、ご家庭の方いらして下さい。」という内容の言葉を聞いて、
ワタシは「よかった…無事終わったんだ…これできっとこれからは元気になれるんだ！」
少しの不安はあったものの、手術が無事終わった、という安心したキモチの方がかなり大きかったので、ワタシはこれからの義父の入院生活を想像しながら、先に自宅に戻りました。
