131. 案件⑲一次面接-2 | アラフィフで転職した秘書の秘書裏(表も)話

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アラフィフで転職成功した秘書が、長年の秘書生活の、いろいろなお話をしたいと思います

ロビーで待っていると、イケメンくんが迎えに来た。人事担当だという。

それにしても・・・服装がラフ過ぎる!!ポロシャツにジーンズ?私は面接に来ているのに・・・。

ロビーには大きく「カジュアルデー」と貼ってあるのでカジュアルデーなのは分かる。

でも面接の日に担当者がジーンズって・・・まあ気楽な会社なのかもしれない(そうではないと思っていた)。

大きなビルの、会議室フロアに並ぶたくさんの会議室。なんだか懐かしい感じで嬉しくなる。私もこういう所にお勤めしていたことがあったなあ、と。

実は今日は一次面接と言っても、二次面接もその後すぐにやるので、一次、二次、両方ある。

一次は、現秘書と人事採用担当、二次は同じ採用担当と人事部長。

イケメンくんは自動販売機で飲み物を選ばせてくれ(無難に水を選択)、それを持って会議室に連れて行ってくれると、

「面接がおわったらまた来ます」

と言って去って行った。

そして代わりに現れた現秘書と人事採用担当者は、驚くほど感じの良い二人だった。

現秘書は私と同じ年ぐらいだろうか。優しく気さくな雰囲気で、真面目そうな美人。

人事採用担当者は、恐らく部下から人気があるだろうなあという風貌で、とにかく優しそう。

どちらも私が今まで持っている「秘書」&「人事担当」のイメージと違う。

面接は、自己紹介、志望理由、質問(お互いに)、と、通常通り進んでいったが、非常に温かいムードで、にこやかに行われた。意地悪な質問も一切なし。意味のわからないことも、なし。

志望理由では、あらかじめHPで調べていたことを中心に説明した。例えば、理念がとても好きだと思ったこととか、製品のこととか。話しは必然盛り上がる。

これまでの数多い面接で学んだことは、面接を受ける会社のHPは、暗記できるぐらいに読んでいくと、相手の会社のことを志望理由のところでたくさん語れるので効果的だということだ。今回の面接でも、非常に好感度が上がった気がしたし、話しも本当に盛り上がった。

理念も製品も心に刺さったのは事実だが、それ以上に印象に残ったのが、この会社の離職率の低さ、つまり、平均勤続年数の長さだった。それはもう、勤続年数の短い人が多い外資系企業ばかりに所属してきた私からしたら驚異的な平均勤続年数の長さだった。

離職率の低い職場。それは非常に良い環境が良い会社ということで、=働きやすい会社、ということだろうな、と思った。

面接で一番印象的だった、人事採用担当の言葉は、

「うちは社内結構がすごく多いんですよ。社内結婚してもどちらも辞めないから同じ会社に居続けるんです。だから家で会社の話はあまりしないんですよね。一緒に働いている人達もみんな知っているし、悪口でも言おうもんなら伝わっちゃったりしますし」

ということだった。

「悪口を言うと伝わってしまう」

というのは、現職では恐ろしい言葉だが、にこやかにそれを話す人事担当からは、それが冗談であることがありありとしていたし、たとえ言ったとしても、その「悪口」は悪意のないものなんだろう、と容易に想像がついた。

良い会社なんだな・・・。そういう印象しか残らなかった第一面接だった。

 

*1年11か月の活動内容*

ネット登録8件

登録エージェント5件

応募22件(書類落選10件)

面接11件 

面接を受けた案件のみの勝敗 0勝11敗

進捗状況:⑲一次面接