恋は未だ手に入っていないものに対する憧れで、愛は所有しているものにたいする思い」……「そうだよなー」と思わず頷いてしまったり。「恋してる」って「欲しい」に似てる気がします。抱きしめてる相手の耳元で「あなたに恋してる」とは言わないけど「あなたを愛してる」とは言うよな……ドキドキ

高校の時の国語の先生が「古典の世界では『愛』という字には『呪い』の意味合いが込められていて、『恋』には純朴な思いが込められている」と言っていた気がします。その時は「なるほどー」と思える言葉でした。当時の女子高生だった私には「愛」ってなんだかドロっときてて、粘着質なイメージでしたが、「恋」ははちみつレモン味の爽やかなものだったのでクローバー

でも大人になった今では「愛」って真っ白な光の塊なんじゃないか、なんて思います。先日読んだ谷崎潤一郎の「春琴抄」などで感じた、柔らかさと温かさを持ったもの。それでいてあらゆるもの、青も赤も黄色も緑も紫も全部混ぜ混ぜにしてできてるんじゃないかな宝石白

かといって国語の先生の言葉を覆せる確固とした理論は未だに私の中に生まれていませんがアセアセ

……なんて言ったら坂口安吾に嫌われそうですニヤリ

「恋の歌など犬猫が鳴いてるのと同じ」なんて作中では言ってますが、私も「相手を思う気持ち」って動物的本能とあんまり変わらないんだろうな……と、同意してしまいます。でも「禽獣の鳴き声と恋の歌は同じだろうけど、恋愛がなければ人間の人生は成り立たない」……難しいビックリマーク

「なんでわざわざあんな苦しいもんを好き好んでするのか。しかも必ず終わりが来ると分かっていながら何度も何度も同じことを繰り返す。人類始まってから未だに人間は恋することを止めない。恋愛がバカげていること以上に、人間がバカだから恋することを繰り返す。でもバカじゃなければ人間の一生は成立しない」……印象に残った言葉でざっくりまとめてみましたデレデレ

「バカだから恋をする」……そういうのすごく好きです照れ

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