五十年以上この国で生きて来て、分かった事は、日本人は弱い者を見付けるとイジメたくなってどうしょうもなくなる、と云う心性を持っているという事だ。
更に日本の凄い所は、この様な性質を、政治(政府・行政)、裁判所(司法)も共有していると云う事実だ。
「人権の尊重」や「法の支配」が、日本では無視ないし否定される。
(人権擁護を担当する行政職員や裁判官も、「人権」を鼻で笑う。)
庶民もそんなモノは当てにはしない。
庶民は必死になって「自己防衛」する。
「自己防衛」をできていない者は、「自己責任」(=自業自得)とし突き放される。
(最近では「自己防衛」ができない者は殺されるようになった。(相模原障害者施設殺傷事件))
政府(行政)や裁判所(司法)が人権を無視(否定)し弱い者いじめをしているから、日本人一般も弱い者いじめをするようになったのか、日本人一般が弱い者いじめが好きだから、政府や裁判所が弱い者いじめをする様になったのか、どちらか先か分からない。
何故、自民党の支持がこれ程続いているのか?
その理由は、日本人庶民は「自己防衛」する事を生きる意味だとしている。
良き社会をみんなで作って行く(=社会問題の解決や理想社会の建設)などは、日本人には眼中には無い。
自身の「自己防衛」に資する=自身に「利益誘導」してくれる、
その政党こそ「自民党」だ。
只々、呆れるばかりだ。