天国にいくてんちゃんのこと⑧ | ジェットコースターメンタルな私の頭ん中

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ジェットコースターみたいなメンタルの自分が嫌だなと思ってたけど、これが自分なんだから仕方ない\(^^)/…と割り切れた(振り切れた?笑)主婦のブログです。

てんちゃんの棺を囲んで丸く座って、子どもたちにてんちゃんの姿を見せました。
まず3歳息子が、蓋を開けてすぐに箱の中に指を伸ばして、てんちゃんのほっぺをツン!としてびっくり!
息子も自分がしたことなのにびっくりしたみたいで「え⁉︎」みたいな顔をしていました。
それはこっちの反応だよー!
本当に蓋を開けてすぐのことで、「これは何なんだろう?」と考えてからだったり、恐る恐る…という感じではまったくなくて、あえて言えば「箱の中のものを触るぞ!あ、開いた!それ!」という感じというか。
てんちゃんがペトペトしていて手に何かついた気がしたのか、嫌ーな顔をしながら指先を擦り合わせていました(笑)

5歳の娘は、そんな弟の様子をびっくりしながら見たあと棺の中をまじまじと見て「これがてんちゃん?かわいい…」と。
それを聞いた途端、さっきまで「◯◯ちゃん(弟)何してるのー?」と笑っていた私も夫も涙が溢れました。
かわいいって思ってくれるんだ。
嬉しい。
そう思ってくれたらいいなと思っていたけどそれは親のエゴだから…なんて気持ちを抑えていたけど…
かわいいって言ってくれたことが本当に嬉しい。。
てんちゃん、お姉ちゃんにかわいいって言ってもらえてよかったね。
ホッとした気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいで、夫も声を上げて泣いていました。
娘も息子も私や夫の顔を覗き込んで「何で泣いてるの?」と言ってきたけど、「てんちゃんのことをかわいいって言ってくれたことが嬉しくて…」と言葉にできるまでしばらくかかりました。
悲しい対面なのかもしれないけど、そんなことは忘れてしまうくらい嬉しい瞬間でした。

この娘の言葉には今も本当に救われていて、この言葉があったから悲しい気持ちが少し浄化されて、今てんちゃんのことを前向きに受け止められている大きな理由の1つになっています。

対面が済んだあとは、バタバタとご飯を食べ、子どもたちをお風呂に入れ、あっという間に寝る時間になりました。
「てんちゃんだけ下にいたら寂しいよね」
「てんちゃんも連れて上がって5人で寝よっか」
自然とそうなり、「母さんがてんちゃんを連れて行こうかな」と言うと、息子が「◯◯ちゃん(自分)がもってあがる!」と。
娘は弟に任せると言うので、息子に棺の箱を託しました。
すると、これまで見たことのないくらい真剣な表情で箱を持って階段を上がっていました。
何て頼もしい姿なんだろう。
子どもの前で取り乱したらいけないと思っていたけど、まだまだ幼いと思っていた子どもたちの心は思っていた以上に成長していたんだな、もうちょっと精神的にもこの子たちに頼ってもいいのかなと思った瞬間でした。