お互いに県外の大学に進学して、会える機会が一気に減った。


2人とも第一志望に合格したんだ。喜ばしいことだけど、素直に嬉しいだけの感情にはなれなかった。




GWに入って、平成最後だの令和だの騒がしい街。私にとっては正直そんなこと(って言ったら失礼だけど)どうでもよかった。



やっと会えるんだもん!


今日を目標に、なれない生活を頑張ってきた。



もう何年も会ってないような気がしてるけど、まだ1ヶ月しか経ってない。笑







愛佳:もうついてる?



いつも30分も早く来てるのに、時間が過ぎてもまだ来てない。



理佐:ごめん...遅れる。




珍しい...

電車でも乗り過ごしたかな?




理佐:ほんとごめん...今日無理かもしれない。





え?

なんで?



ショックだったし、何より普段と様子が違うのが心配だった。





愛佳:...どうしたの?


理佐:なんでもない。ごめんね...


愛佳:なんでもなくないでしょ...言いたくないなら良いんだけど、




理佐:...もうね、近くにはいるの。


愛佳:えっ、!




周りを見てみたけど、理佐は見つけられなかった。




愛佳:電話、できない?


理佐:...わかった





私からかけようと思ったけど、先に着信音が鳴った。





愛佳 「りさ...?」



理佐 ...っ、」



愛佳 「泣いてる...の?」



理佐 「まなかぁぁ、助けて...っ、」



愛佳 「理佐?」




何があったのかわからないけど、助けてあげたくて...





愛佳 「ねぇ、やっぱり会わない?」



理佐 「うしろ...




振り返ると少し離れたところに泣いてる人がいた。

あれ...理佐?









つづく