アトピー性皮膚炎の注射薬 デュピクセントが発売後一年がたち、5月から長期処方が可能となりました

デュピクセントとはアトピー性皮膚炎の炎症に関わるIL-4、IL-13という物質(サイトカイン)を直接抑制する自己注射薬で2週間に一度ご自身で注射していただく薬剤です。非常に効果的な薬剤ですが、、3割負担で一本24000円とかなり高額なのがネック笑い泣きでしたが、今回、最大3ヶ月の長期処方が可能となったことで、高額医療制度を用いると月々の患者さんの負担がぐんと下がることとなりました。理解を深めるため、再度、製薬会社の方にお勉強会をしていただきました。

高額医療制度や限度額申請制度など非常に複雑な話、、ですが、、、なんとか理解できたと思います。会社や大学(福岡大学や福岡歯科大学など)が独自の負担制度をお持ちのところもありますのでご確認なさるとよいかと思います。

当院ではアトピー性皮膚炎の外用指導に力を入れているため、今まで治療がうまく行ってなかった方でも、よくなっていく方が多いのですが、中にはしっかり頑張って塗っていらっしゃるにもかかわらず、病気の勢いが強く、中々思うように改善しない方もいらっしゃいます。
そのような方には、デュピクセントは大きな副作用や併用禁忌薬剤などもなく、お使いいただきやすい薬だと思います。15歳以上の中等症〜重症のアトピー性皮膚炎患者さんが適応となります。

ご自宅で自己注射していただかなくてはならない薬ですが、少なくとも最初の2回は当院で一緒に練習しながら投与いたしますのでご安心くださいニコニコ
院内に製剤や注射、負担額などについての動画も準備しておりますので、ご興味のある方はお気軽にお声かけくださいね。

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デュピクセントの勉強会のあとは、先日、名古屋で行われた皮膚科学会総会に出席してくれた看護師の南波さんに勉強してきたことの発表をしてもらいました。私からも学会や最近の勉強会で学んだことをお話しました。

情報を共有することにより、今後も皆でステップアップしてまいりたいと思いますニコニコ


加藤