こんにちは。
先週、小学校最後の読み聞かせがありました。
娘が1年生の時から、途中コロナで1年半ストップしたので、4年半続けていたボランティアが終わりました。
最後は感動的な卒業のお話や友情のお話がいいかな、、と思ったのですが、笑える本も捨て難い。。。
両方読むことにしました。
1冊目は谷川俊太郎さんの詩集『どきん』より。
ご存じの方も多いでしょうか?
「卒業式」という詩を読みました。
そしてもう1冊はこちら。
お笑い芸人サンドウィッチマンのネタが絵本になった『マイク・デービス』
ちょっとね、、、羞恥心を捨てて全力で頑張って読みましたよ。
娘のクラスの子供たちは本当に良い子たちばかりで、毎回静かにじっくり聞いてくれるんですよ。
本当は面白いことが大好きな子たちで、先生も一緒になって駄洒落大会や大喜利大会したり。
そんな子供たちに最後は笑ってもらいたいなぁと思い、この本を選びました。
少し下ネタなんかも入っていて心配でしたが、みんな笑ってくれてよかったです。
高学年になると、難しい本や勉強になる本をつい選んでしまいますが、高学年だからこそあえておバカな面白い本を聞いてもらい、一日を楽しくスタートさせてもらうのも悪くないなぁと思いましたね。
コロナ前に読み聞かせ講座を受けたことがありました。
そこで「なるほどな」と思ったアドバイスがあったのですが、、、
「荒れているクラスにこそ面白い本を」と言われたのです。
クラスが荒れていると、つい大人は道徳的な本を読んで聞かせたくなるけれど、それは逆効果。
本の面白さで子供たちを椅子に座らせて、夢中にさせることが大事だそうです。
娘が3年生の時のクラスが荒れていて、読み聞かせ中だけでなく、授業中もふらふら席を立って教室の外に出ていく子、何か別の工作を始める子、、、そんなクラスにお薦めされたのがこちらの本でした。
事件に巻き込まれた5人兄弟が、超人的な能力でスカッと解決させていくお話です。
かなり古いお話なのですが、内容としてはイマドキの少年漫画のようです。
このお話を読んだときは、普段落ち着かない子供たちが最後までしっかり聞いてくれましたね。
読み聞かせの後に、この本を図書室で探している子もいたそうです。
結局は面白い本を選ぶことが大切なんだなぁと思いましたね。
多少読むのが下手でも、子供たちを夢中にさせてくれる本はあるんだなぁと。
娘が本が大好きで、昔から図書館や本屋には頻繁に行っていましたし、学校で複数の図書系ボランティアを続けてきたので、絵本や児童書について多少詳しくなれました。
ここで読み聞かせボランティアが終わってしまうのは少し寂しいですが、とても良い経験をさせてもらえたなぁと思っています。
読み聞かせボランティアをする保護者の方が年々減ってきている話をいろんなところで聞きます。
毎回緊張はするけれど、とても楽しいお仕事なので、ぜひたくさんの方に経験してほしいなぁと思います。