城田優　デビュー20周年記念写真集よりその2

2019年12月18日に発売された

城田優さん　デビュー20周年記念写真集

「　親友対談　」として

春馬くん登場の2ページ

～　続きです　～

城田優（以下、優）

経験を積むほど難しくなるし、責任が伴ってくるから。

最初のころは若さゆえの無知が武器になって、そんなに苦しくなかったでしょ？

三浦春馬（以下、春馬）　うん・・・でもメンタルが弱かった。

今では強くなったけど、同時は公演の途中から辛くなって、五朗さんと寺脇さんに「行ってらっしゃい」って背中を叩いてもらって舞台に上がってたし。

優　それは子供だったからしょうがない。

で、舞台の後に面識ができたんだけど、なんのタイミングだったか覚えてないんだよね。

春馬　間違いなく言えるのはドラマ　『サムライ・ハイスクール』

優　その後すぐに共演したのか。春馬が主演の高校生役で、いじめられっ子の俺を助けるところから撮影がほぼ一緒だった。

その後も、『殺人偏差値』と　『オトナ高校』と　がっつり絡みのある役だったから、友達の中では一番共演シーンが多い。

春馬　そうなの？光栄です。優くんは頼りになる兄さん。現場御をカラっと明るくする才能を持ち合わせてる人で、僕がいっぱいいっぱいの時に、そばで「大丈夫？」って声をかけてくれた印象がある。

優　いつもうるさかっただけ（笑）

春馬　いやいや、面倒見いいよね。その人にとって生きやすい進み方を真剣に考えてくれたりする。それって大きな愛情がないと出来ない行動だろうし。優君のご家族の関係性を見るに、お互いを思いやる密度が高くて、だからこそ、自分を変に隠したりしないんだと思う。あんまりいないんだよね。そういう人って。でもたまに「静かにして」って思う瞬間も・・・。

注意すると、「なんでなんで！」って余計元気になるから、静まるまで待つけど。（笑）

優　五歳児（笑）。気をつけないとな・・・静かにするのは大変だ！

春馬　それと印象深いのは　『4stars』の終演後にごはんに誘ってくれて、ラミン（カミムル―）

さんと、シエラ（ボーケス）さんと同じ空間にいられたのがすっごく刺激的だった。

優　会いたいかなと思って。

春馬　そうだよ。ミュージカルのトップスターを前にして、わぁ　やばい・・・って感動した。その時、優君が通訳もしてくれたよね。

優　いやいや、春馬もめっちゃ英語でしゃべってたよ。

春馬　全然伝わってなかった（笑）

優　春馬のパッションが大きすぎたのかな（笑）？　2人で食事している時もミュージカルの話題になって、ぼんやりだけど、未来のビジョンも語ったりする。

春馬　もし優君の相手役に自分がなったら、とか、興味のある作品についてとか、そういう話は盛り上がる。『ピピン』を観に行けなかったのは悔やまれるけど・・

優　楽しみにしてくれていたからね。

春馬　一度、ニューヨークで観ていたから、あんなにすごい役に挑戦するんだって気持ちもあったし。全部そうだけど、特に努力が伝わった作品は、『ブロードウェイと銃弾』。インスタグラムにアップされてた練習姿で過酷なのがわかったし、その努力の先に生まれたパフォーマンスが本当に素晴らしくてあれには舌を巻いた。純粋にストーリーも面白くてめちゃ笑えたんだけど、それにプラスしてね。目標に向かってやるしかないんだっていう根気であそこまでのクオリティーに仕上げたのが見て取れたから、すごく勇気づけられた。

優　春馬は舞台に立つ側の人間だから、そういうところで共感する部分があると思う。映像もそうだけど、ミュージカル界に三浦春馬という存在は欠かせなくて、いつかもっと衝撃を走らせることが出来るはず。

春馬　夢は行っていかなきゃ実現しないから。優君と興奮できる作品、近い未来で叶えられるのってやっぱり板の上だと思うので、ぜひ　なにかやりましょう！

優君とのこの　親友対談も　終始、舞台の話で盛り上がり、

春馬くんの心のベクトルは、いつも、舞台に立つ自分の未来に向いていますね。