+act mini2011年vol.12 インタビュアーの春馬愛 その9 そして大原薫さん | Dear Haruma*

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PC画面いっぱいの春馬くんと過ごす時間が大好きです。
春馬くんのステキを大切に永久保存していきたいです。
マイペースな私ですが、よろしくお願いします。

【 完全独占!】撮り下しポートレイト&ロングインタビューで、いまだかつて見たことのない三浦春馬を切り取る。

さらに、「大切なことはすべて君が教えてくれた」の撮影レポート、作品解説まで、

 

日本製チーム

 

カメラマン / 京介

インタビュー / 鷲頭紀子

 

 

 

( インタビューの中ですでにご紹介していますが、これのことですね! )

 

ー今日の撮影ではワンピースに近い服も着ましたよね。
「初めて着ましたけど、歩きにくかったです。なんか、大股で歩けない感じ。そういう部分では浴衣と似てるのかもしれないけど、素材感が全然違ったから、またそれはそれで新しい……」

 

ードアが開いちゃつた(笑)?
「そう…ですね(笑)。不思議な感じですよね。なんか経験しちゃったなと」 

と語っていた、衣装ですね。  ( なるほど 爆  笑爆  笑 )

 

 

インタビュアーの愛、感じるまとめの言葉です。

 

 

ロングインタビューが終了。主演ドラマの撮影で忙しい日々の中、撮影とインタビューで随分と協力をして頂いた。その礼を伝えようと思っていたら、先に三浦が心配そうに「僕、口下手であんまり喋らないほうじやないですか? 大丈夫でしたか?」と尋ねてきた。
「喋る時に言葉を選ぶ人だと思うけれど、喋らないという感じではないですよ」と告げると、「普段からペラペラ喋るほうじゃないんですけどお酒を飲むと凄く喋る時もあるみたいです。」と目を細めて笑った。

 

インタビュー中の彼は一つひとつの言葉を十分に理解しようとして、申し訳ないくらい一生懸命にこちらの質問に耳を傾けてくれる。そして、自分の頭に浮かんだ考えが、その質問の答えとして間違いではないかと反芻してから、さらに一言一言丁寧にこちらに伝わりやすい言葉を選んで答えてくれているのがわかる。
 

インタビュアーとしてはとても誠実で申し分のないインタビューイであり、彼が発する飾らない言葉には時々核心をつく鋭さがあってハッとさせられることも多いので、「いつも、なんだかんだいいこと話してくれてますよ」と言うと「うそ~」と疑い深い目をしてみせた。どこまで謙虚な人なのだろう。
 

質問漬けにされるインタビューという仕事は出来れば御免こうむりたいと思っているのは、きっと彼だけではないだろう。ましてやいい加減に流したりなど出来ない彼にとって、相当気疲れするものであることは間違いない。

特に今回はかなりボリュームのあるインタビューだったため、終了するやいなやすっかり解放された様子で、子供がやるように背を抱え込むように椅子に座って、左右に体を揺すりながら、しばらく自分がいかに口下手であるかを語っていた。
「あれですね、インタビューって結構普段のプライベートな自分じやないですか。もっと喋れればいいのにとか思っちゃって、自信が持てないんですよ」
少しスネたように、イスを回しながら呟いた。
「またまだ上には上がいる」「自分の芝居はまたまだ」…… 取材中、そんな言葉を何度耳にしただろう。自信がないようにもとれるかもしれないが、むしろ彼の飽くなき向上心の現れが、これらの言葉に集約されていていい。

子役出身の役者は達者だが、どこか小さく完成してしまっている感じがつきまとうもの。

しかし、彼にはいつまでも瑞々しさといい意味での危うさがあり、それらが儚さや人としての色気にもなっている。その違いは多分、彼の「もっともっと」という役者としての貪欲さに由来しているのではないか。
少なくともカメラ前や舞台の上で自分の演技に自信が持てないようでは役者など、やってられないはずだ。その一方でいつまで経っても、その演技に満足出来ないのが役者なのだ。役者というのは死ぬまで現役だといったりするが、それはどんなに経験を重ね、どんなに熟練しても満足するということがないからなのだろう。となると、三浦春馬もそんなネバーエンディングロードを歩き始めてしまったのかも。彼の歩む道は、その時々で景色を変えていくだろうが、それぞれの景色を追いかけて見てみたい。
そんな気持ちにさせられる恐るべき20歳は、普通の20歳の男の子の顔に戻って、大きく手を振って撮影のスタジオをあとにしたのだった。

 

 

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インタビュアー鷲頭さん、

春馬くんの20歳の内面をしっかり見ていて

その上で春馬くんを 見守り、応援するかのように言葉を選んで、

しっかりインタビューで語りかけながら、

ボリュームからすると春馬くんよりたくさん熱く語ってたりして、

それもまた春馬愛を感じます。

 

この頃から、春馬くん20歳のころからもうすでに確立されていた、謙虚さの中にある強い気持ちの理解者である人と、

ずっと、2015年からの4年間、日本製旅をして、あの一冊の完成までの時間を共にしたこと、

ほんとうに私も、ロングインタビュー、読みながら嬉しい気持ちになれました。

 

 

 

 

鷲頭さんの春馬愛を感じながら、文章を追っていたこの数日間、

どこか、ふと・・・ あの、大原薫さんのこと、頭をよぎったことがあったんです。

どこか、錯覚しちゃうくらいの、、、春馬くんの素晴らしさの理解者である人、

 

大原さんもそんな女性だったから、、、

 

大原さんは、ミュージカルに精通した演劇ライターとしていつも力強く、愛あるインタビュー記事やツイートで春馬くんを応援してくれていました。

私達が、ローラに触れる日々を待ち遠しく、より愛しく、より身近な楽しみにして下さいました。

他にも多くの ミュージカルに関わる演劇人の方達におしみない愛を注がれた方、、、

 

心より、ご冥福をお祈りします。