+act 2019年8月号 沖縄春馬くん PART3 | Dear Haruma*

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PC画面いっぱいの春馬くんと過ごす時間が大好きです。
春馬くんのステキを大切に永久保存していきたいです。
マイペースな私ですが、よろしくお願いします。

柔らかい表情ですね。

 

前回は、すっかり、ザ・マンの世界に引き込まれてしまったけど

 

こうして

 

私たちを見ているのは ザ・マンでなく

春馬くん・・ですね。

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+act 2019年8月号 続きです

 

 

-同じテーマでも国によって受け止め方が変わったりするところも、各国版をやる面白さかもしれないですね。そのテーマがもたらすことが現場でも起こっていたり、年齢を重ねていく毎に、そのテーマの受け止め方や掘り下げ方がきっと三浦さんも、観客側も変化していく舞台なんでしょうね


「それはチャーリーをやっていた小池徹平君にも感じていて。初演の芝居とは全く違ったものを本番では見ることが出来たんです。もしかするとこの3年間での色々な変化も知らず知らずのうちに影響しているのかもしれないですけど、前からみんなをまとめよう、カンパニーを大事にしようという思いの強い人ではありましたけど、今回改めて。ああ、尊敬出来る人だなって。徹平君も『今回、本当に春馬に助けられた』と言ってくれたんですけど、前回にも増してこの人がパートナーでよかったと思えたことは凄く大きな収穫でした」

 

--素晴らしい体験だったんですね。そうそう、先月号の林遣都さんと池松壮亮さんの対談企画で、三浦さんのお名前が出ていて。


「ははは。遣都とは共演したことはないんですけど、前から接点があって、舞台『熱帯樹』の前にご飯に行ったりもしました。で、僕達ふたりにとって池松壮亮という人の存在がまた、とても大きいんですよね」


--林さんが『キンキーブーツ』を観劇して落ち込んだ、と話されていました。

 

「僕も『熱帯樹』を観に行かせてもらったし、遣都も『キンキーブーツ』を観に来てくれて。その時にふたりの中にある会話があって、それで "落ち込んだ" という表現になったんだと思います。でも、それって彼にとっては全然ネガティブな感情ではないんですよ。でも確かに凄いものを観た、感動を届けられるような俳優でいたい、と少しでも感じてくれたなら、観てもらって本当によかったなって思いますね」


--そんな『キンキーブーツ』を経てドラマ『TWO WEEKS 』が始まります。

韓国のオリジナル版は全話ご覧になったんですよね。やると決まってから観たんですか?


「決まる前に「観てみて」といわれて観始めたので、この役をやるんだと身構えて観たというより、もっと軽い気持ちで観始めた感じですね。そうしたらハマり(笑)。韓国ドラマつて長いじゃないですか。『TWO WEEKS』も16話あるんですけど、日本版はもう少しタイトになることで、僕が演じる結城大地についてはもちろんですが、元恋人のすみれ(比嘉愛未)と娘のはなとの絆、そして芳根京子ちゃんが演じる、父親の復讐に燃える月島楓という検事のパートを特にしっかり丁寧に描いていくことになると思うし、そういう点では完全にオリジナルの『TWO WEEKS』になるという期待がありますね」
 

--この作品をやる上でどこに面白さや挑戦出来る要素を感じたんですか?

 

「もちろん僕には子供がいないので、初めてお父さんに……父親になるっていうのは今までに何度もやらせて頂いているんですけど(笑)」


--そうでしたね(笑)。


「父親として芽生えた感情で、自分を奮い立たせるという表現って、今までやったことがないんですよ」


--しかも自分も知らないところで、その子供が生まれているという。


「そうなんです。今まで自分の人生を諦めかけていた男が、自分のかけがえのない存在のために光を見出していく------
そういうとても強いメッセージやストーリーに挑戦してみたかつたというのはひとつ大きな要素でしたね。それで最近考えているのが、子どもがいない僕が、この自分の子供に対する感情をどこから作り出せばいいのかということで。はな役の稲垣来泉ちゃんとコミュニケーションを取って仲良くなることは、きっと当たり前のようにするんでしょう。でも、大切にしたい、守りたいという自分の娘に対する強い感情を、自分の実体験であったり、どんな感情と置き換えて考えたらいいんだろうということは考えています。今の段階でひとつ見つけたことがあるんですけど、それは多分最終話近くに話したほうがいいんだろうなとも思うので、まだ言わないでおきます(笑)」


--確かに娘に対する感情をどう自分に落とし込んで表現するかは挑戦ですね。更に父親になった実感がないままに。一瞬だけ娘と会い、そこからすぐ逃亡状態になる。娘とはいえ一瞬会っただけの存在がなぜ彼をそこまでつき動かすのだろうというところでの説得力も大事かと。


「そこは、オリジナルは上手く出来ているんです。空白の8年間に自分の元恋人がどんな大変な日々を過ごしたのか、どんな思いで娘を育ててきたのか、逃げてる最中にも様々な出来事によって窺い知ることになるんです。主人公自身が背負った深い悲しみはあるんですけど、でも彼女の8年間を思うと、なんでもっとしっかり生きてこれなかったんだろうと自分を責めざるを得ない。そして、いや、だからこそ今の自分に出来ることとは逃げることなんだと、逃げていく。オリジナルはその描写に本当に胸を打たれるんですよね。そこが肝になってくるから、制作サイドとしっかり話して作っていかなければと思いますが、今回のドラマでも間違いなく胸を打つ場面になっていくと思います」


--やむを得ない理由があるにせよ、愛する人を苦しめてしまった。そういう心の葛藤であったり、自分の過去を悔やみながら逃げるとなると、ひたすらつらい芝居が続きそうです。
 

「つらい……。いや、そういうことだけではないと思っています。むしろ人生に絶望していた男が、希望を見出したから。生きなければ‘と走り出す話で。だから、どちらかというとポジティブな思いで奮い立っていく、そういう表情のほうが多くなる気がしますね。逃げている時はアクションになるから、スカッとするような痛快さと、より面白みとリアリティーのある逃走シーンを作っていけたらいいなと思うんですけど」
 

--そうか、主人公にとって「逃げる」のは大切なもののために「生きる」ことで、人生から「逃げる」ことをやめるために「逃げる」ということなんですね。2週間というタイムリミットを持った逃亡劇でもある中で、彼がどう変化していくのかが見どころですね。それでいうと「次の週が待ちきれない!」という連続ドラマの醍醐味を味わえる作品になるだろうなという予感も凄くあります。
 

「オリジナル版の魅力を、1クールでタイトにすることで、テンポ感のある次が楽しみなドラマになると思います。アクションとしても、よりスピーディーなクールな逃げ方になると思いますし、オリジナルを知っている人にとっても、また違う『TWOWEEKS』だなと思ってもらえると思います」


--クランクイン前の今の気持ちを教えて下さい。


「沖縄から帰ったらすぐですから、もう入るなって感じです(笑)。ははは、そのまんまですね。本当に素晴らしいキャストの方々が集まって下さったので、ただただ楽しみなんです。芳根京子ちゃんに比嘉愛未さん……三浦貴大君は『進撃の巨人一以来ですし。それから僕が子役だった時に「憧れの女優さんはいますか?」「結婚するならどんな女優さんがいいですか」と聞かれる度にお名前を出させて頂いていた黒木瞳さんもいらっしやる。そして高嶋政伸さん……いい環境で作品作りが始められることが本当に幸せです」


--今自分がこの作品をやる意味であったり、この作品が自分にとってどういう作品になるか、クランクイン前の今の段階ではどのように捉えられていますか?


「自分にとってこの作品はどう……なるんだろうね(笑)。まだ見つけられてない部分も多いんですけど、スリリングに展開していく中で、毎回主人公が自分と向き合う描写がきっと出てくると思うんです。その都度、自分の演じる主人公が痛んだり苦しんで、また奮起する、その気持ちの機微を自分の経験の中から持ってくる、ということの挑戦は凄くあると思います。ただ悲しくて泣くとか、怒るということじゃないから……大切な目的のためにまた走り出す、駆け出すということをどう演じようか、今はそういう高揚感があります。ありきたりな言葉になってしまうかもしれないけど、物質的なものでも精神的なものでも、かけがえのない存在であったり記憶や動峻みたいなことって、本当に自分の原動力に……ガソリンにいつまでもなるんだよということを、丁寧に演じて届けられたらいいなとは思っていて。現場を踏む毎に、きっとこの言葉がどんどん整理されていくとは思うんですけど(笑)」

 

 

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雑誌 元フォトです。

 

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撮影 / 京介