【51日目】祖父の「軍歴証明書」と、千と千尋のスイートピー | カラフルに自由に生きる〜 Take the initiative of life.

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2014スタート完璧主義で、自分のこと嫌いで、ずーっと自分で自分を苦しめていた私が、内観することで「ありのまま」になっていく様子を綴る。
2018からは、カラフルに自由に生きていく様子を綴る
2021年後半から育児中

【51日目】100日ブログの会

終戦記念日がすぎ、
お盆も終わり、
台風も温帯低気圧になり、

少しずつ「日常」に戻っていく感じ。
昨夜の「千と千尋の神隠し」も、
お盆休みにぴったりな感じでした。

「千と千尋の神隠し」の一番最初のシーンで千尋がずっと抱きしめている花束。
お別れ会でもらった花束なのですが、
スイートピーの花束だということに初めて気づきました!!!!!

スイートピーの花言葉は、
こちらのサイトに書いてありましたが

“スイートピーの日本での全般的な花言葉は 「門出」「別離」「優しい思い出」「永遠の喜び」「私を忘れないで」そして「蝶のように飛躍する」です。”


とのこと。
しょっぱなから、繊細に意味が込められている絵だったんですね。

ちなみに、私は岡山県船穂のスイートピーの大ファンです!
以前、倉敷駅でのスイートピーアンケートに答えたら、大きなスイートピーの花束が届きました。本当に可愛くて好きなお花です。

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さて、タイトルの「軍歴証明」について。

軍歴証明書は兵籍簿を元に作成されていて、入隊日、所属部隊、階級、赴任地、疾病、などが記載されています。

私は去年4月に両祖父の軍歴証明書を申請するのに一生懸命でした。


取得方法については色んな方がブログなど書いてらっしゃるので、私は私なりのトピックを書いてみますね。

まずは、旧海軍の方の情報は厚生労働省、旧陸軍の方の情報は基本的には戦時中の本籍地の県庁(都庁、府庁、道庁)にあります。

下記サイトをご参照ください。


私の場合、
問い合わせたときに質問されたのは

「祖父の名前(誰の軍歴証明書を取得したいのか)」

「生年月日」
「復員当時の本籍地」

でした。


で、ここで躓きました。

祖父は復員後に改名しており、
改名した話は親から聞いていたのですが、
漢字がわからない....!

しかも、復員当時の本籍地もわからない!

誕生日は「月日」はわかっていて、
生まれた年は、干支がわかっていたので計算して導き出しました。


※これらの情報は、復員当時の時代が含まれている戸籍(除籍謄本)があれば、
全てわかることなので、先祖の戸籍も取得しておくといいと思います。

戸籍は本籍地の自治体の役所にありますが、本籍地を移した場合は、移動した後の戸籍は新しい本籍地の自治体の役所に保管されています。


で、おそらく私の祖父であろう人の軍歴証明書が存在するのがわかり、


たまたま、手にしていた祖父の戸籍を見てみたら本籍地があり、生年月日も書いてあり、改名前の名前も書いてあり、

「よし!これで申請書を書ける!」と思ったら、


「改名した記録が書いてある戸籍が要る」とのこと。


そりゃそうですよね。

これも、記載がある戸籍が手元にあったのでクリアできました。

祖父の場合、
本籍地1 (出生〜復員〜結婚)
本籍地2(転籍した後で、改名)

という、2ヶ所に存在する戸籍が必要でした。もしも手元になければ、わざわざ取得する必要がありました。


そして、欠かせないのは

「申請者と軍歴証明書の人との繋がりを証明する書類」


私→親→軍歴証明書の本人(祖父)
私が直系の孫である証明が必要。

これは、当時私は独身で親の籍にいたので、私の戸籍抄本を取得すればOKでした。

※この「私の戸籍抄本」に記載されている祖父の名前は、改名後の名前なので、
だから「改名の記載がある祖父の戸籍」が必要でした。


あ、あと「私」の本人確認書類
=運転免許証のコピー

も必要だった。


ということで、
県庁から送られてきた申請書に記入し、
揃えた必要書類と手数料(私の場合は郵送での請求だったので定額小為替で支払い)

を同封して、確かレターパックプラスで発送したかな?!


もう一人の祖父は、
改名も転籍もしていなかったので、
申請書に祖父の名前、生年月日、復員当時の本籍地(祖母に教えてもらった)を記載して、私との繋がりがわかるもの(私の戸籍抄本)があればOKでした。

両祖父の軍歴証明書を同時申請したので、私の戸籍抄本は1枚でOKでした。


そう考えると、私の親が祖父の軍歴証明書をそれぞれ請求するよりも、孫の私が両祖父のを請求する方が効率よかったんだなと、いまふと思いました。

まあ、軍歴証明書の取得に燃えたのは私だったので、私の親がそれぞれ申請っていうのはあり得なかったですけどネ。

しかも、今は結婚して親の籍を抜けているので、もし今申請するとなると必要書類が増えていたかも???


軍歴証明書を入手したあと、
両親や伯父&叔父などにも渡しました。

私の親にとっては、
「自分の父親の独身時代の記録」


マラリアにかかっていたり、
両肺浸潤になっていたり。

両親も「知らなかった...!」
と驚くことが色々ありました。


そりゃそうですよね、
こと細かに話さないですもんね。


歴史の勉強で出てくる
「ノモンハン事件」の「ノモンハン」という文字も書いてあって、

「歴史」を、単なる「過去の出来事」ではなく「繋がりがあるもの」と感じた瞬間でした。


私の祖父は、衛生兵と野砲兵でした。
無事に帰って来てくれたこと、
戦後祖母と出会い、私の親となる「子」を産み育ててくれたこと、本当に感謝しています。


改名した祖父は、私が3才のころに他界しており、私自身の記憶には「何かした思い出」というのはありません。(一緒に写っている写真はあるけれど、私にある記憶は祖父の葬儀の風景が最古ですから。)


だから、この祖父の軍歴証明書があると知った時はおじいちゃんと繋がれる感じがして本当に嬉しく思いましたし、


改名だの何だのと若干「難しい」ことがあったのも乗り越えていく喜びがありました。

おじいちゃんに何かしてあげられてる気がしたんです。おじいちゃんのことで私が力を発揮できるのは、今だ。って思いました。


(スムーズに軍歴証明書を申請できた祖父は、90歳をこえて天寿を全うし、私自身30歳をこえていましたので、いっぱい交流ができていました。)


ちなみに、曽祖父は海軍だったそうですが、厚生労働省に問い合わせたところ「先の大戦(第二次世界大戦)の軍歴証明書はあるけれど、それ以前のは難しいと思う」という旨の回答で、私自身もそこまではいいかなと思い、曽祖父の軍歴証明書の申請はしていません。(有るのかもしれないですが)


第二次世界大戦の終戦から74年。
令和元年になりました。

いま、このようにしてブログを書くことができるのは、多くの「先祖」のおかげです。

この「先祖」は、血縁者に限らない、
あらゆる先人の方々。


あらためて、感謝の意を表します。


軍歴証明書、もしご興味があれば

お問い合わせしてみてくださいね。
問い合わせ先の一覧はこちらのサイトにあります。


では


やかっちでした。
軍歴証明や先祖関係の過去記事


温帯低気圧になって良かったですが、
大きな台風でしたね。