《現在 at 基地内の建物》
R 廊下を歩いていると
ドアの開いている部屋から
言い争う声が聞こえる
R: エッ⁉ 何、この言葉 タイ語だ
R ドアから中をのぞと
タイ人が二人いる
R: サワディーカ!
インディー ティーダイ ルーチャック
[こんにちは 初めまして]
二人: インディー チェンガン
[こちらこそ]
クンプート パーサルタイ ルー?
[タイ語を話すんですね]
R: カ [はい]
チ: ポム チュー チャイニミトー
[ぼくはチャイニミトー]
プ: ポム チュー プラサート
[ぼくはプラサート]
チ: マー フクオップロム
[研修なんですよ]
プ: プアック ラウ ペン pilots
[ぼく達はパイロットです]
R: プアック ミー パンハーマイ?
[何か問題あり?]
以下 タイ語です
チ: さっきこいつがドイツの人達に、
ラーマ四世の子供の数を
プ: 77人だって言ったら
こいつときたら
チ: 確か66人だよ そんなに多くないよ
プ: いや、ラーマ五世は妹達のために
ドゥシット宮殿を建てたんだ
77人だ
チ: 外国の人に間違って教えてはいけない
66人だ
R: あのねぇ、二人とも
77人はラーマ五世の子供の数
ラーマ四世は62人よ
二人: エッ⁉
R 救難隊 office に向かう
R: 救難隊のみんな 元気かなあ
顔見るの久しぶりだな
《at 救難隊 office》
office 騒がしい
隊長: 今日は何て日なんだ 全く!
訓練機は事故るし
ツェークシュピッツェ山で
遭難したパーティを
救助しに行った山岳パトロール隊は
二重遭難
ボーデン湖では民間の双発機が
不時着に失敗
隊員1: この低気圧のせいですよ
天気図を指す
隊員1: 3月でも山間部は真冬並みの
荒れ方になっているはずです
長: 待機中の隊員で残っている者は?
隊員1: いません
隊員2 Rの前を通り バタバタと officeへ
隊員2: 隊長! ボーデン湖の捜索機から
生存者がいると連絡がありました!
長: そうか! 生存者がいるのか!
隊長 Rに気づく
長: Sachaじゃないか 久しぶりだな
R: なんか.. お忙しいところに
来てしまったようで...
ケーラー准尉 Rの後ろから現れる
准: 非常にいい時に来たな Sacha
長: R: エッ⁉
准: 指揮官にパイロット メディックが二名
看護師もいれば万全ですな 隊長
長: し.. しかし
R: わ、私は今 訓練を終えたばかりで
准: それも非常にいい
鉄は熱いうちに打てだ ほれ!
准尉 Rにフライトスーツを渡す
長: しかし、准尉
准: では猫の手でも借りますか 隊長
長: そ、そうだな
他の基地に応援を依頼するにしても
生存者がいるなら一刻を争う
猫の手よりは少尉の手
准: では行くぞ Sacha!
准尉 officeを出る スタスタスタ...
R: は、はい
(救難隊って NATO情報部より
人使いが荒かったんだ?)
隊長 隊員1 R officeを出る
隊員2 Rを追いかけて
隊員2: 少尉! heliに搭乗するなら、
書類にサインを!
R: あ、そうでした
R サインする
R: はい!
書類を返して隊長達の後を追う パタパタ...
隊員2: あ、どうも ...あれ?
“部下R.. ” って、サイン?
To be continued