防衛モニター㊼ 東北方面隊創隊64周年記念行事 -その3 装備品展示- | 仙台 パステルアート・タロットが学べる「アトリエ風舞」キクチナオ子

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9月22日に仙台駐屯地に於いて「陸上自衛隊東北方面隊64周年記念行事」が開催されました

 

 

その1 ミニコンサート- の記事はこちら → ★

 

-その2 祝賀会- の記事はこちら → ★

 

 

祝賀会場を出ると、雨はもうすっかりあがり薄日すら射す天気になっていました。

なんだよー

午前中にこの天気なら楽しみにしていた「観閲式典」が見られたのに!

皮肉なもんですね

 

ご多分に漏れず自衛隊の敷地は広大で、そのせいかどうか仙台駐屯地の中の通りには名前がついていました。

南北の通りには「一号通り」「中央通り」

東西の通りには「トモダチ通り」「二条通り」「三条通り」~

 

一番広い「中央通り」には数々の装備品が展示されていました。

「装備品」と聞くと、我々一般庶民は手のひらサイズからせいぜい両手で抱えられる程度の大きさを想像してしまうのですが、自衛隊で言う装備品は規模が違います。

 

 

 

「155㎜榴弾砲」(牽引式)

 

 

「94式水際地雷敷設車」

海岸に水際地雷原を構成する水陸両用車

 

 

「88式対艦誘導弾」

山の上の方に隠れて待機し、プログラミングされたコースに従って障害物等を迂回しながら飛しょうし海上の艦艇をミサイルでとらえる。

 

「11式短距離地対空誘導弾」

 

 

ちなみに、名称に「○○式」とついているものが多くてなんか難しい感じがしていたのですが、これについて質問すると「たとえば『88式』だと1988年度の防衛予算から調達が開始されたことを示している」のだそうです。(配備された年度ではないということ)

なるほど、そう聞くと分かりやすいです。

 

 

 

「災害派遣コーナー」では、災害地域で活躍している装備品等を展示していました。

東日本大震災を体験した私たちにとっては非常に心強い味方です。

私は幸いにも直接これらのお世話にはならずに済みましたが…

 

 

「浄水セット」

あらゆる自然水を右側のトラックの機械でろ過して生活用水にする設備だそうです。

この丸い設備に1時間で3.5トンの水が作れるそうです。

意外に早くて驚きました。

災害時には本当に生活用水は大事

コロンとしたヴィジュアルが愛らしく人目を惹きます。

 

 

「野外炊具1号」

移動式調理器材で、200人分(最大250人分)の主食および副食を概ね45分以内に同時調理可能。

炊飯、汁、焼・煮・炒・揚げ物等の調理が可能

これまた被災者にとっては非常に助かる装備品です。

 

 

「油圧ショベル」

がれき処理等で活躍しているそうです。

いやぁ、でかーい!

これがどれくらい大きいのか比べるために写真を撮りました。

親切にも隊員さんが「撮りますからどうぞどうぞ」

タイトル「油圧ショベルと助六寿司を腕にして立つ黄色いカバンの女」

ってそのままんまやんけ!

 

 

「野外手術システム」

手術室の機能を持つシェルターを載せた手術車は現場に到着するとシェルターを横方向へ拡張する。

これは手術に必要な床面積を確保するためで、約2倍に拡幅できる。

手術車の手術室中央には手術台が置かれ、室内天井には無影灯が設置されている。

そのほか手術に必要な器具や道具、設備が揃っている。

一般の病院で見る設備や光景が手術車の中に作りつけられているわけだ。

ここで1日に10〜15名ほどの手術が可能だという。

 

もうね、リアル「TOKYO MER」ですわ。

 

 

そして、このコーナーで一番最初に目についたのが入浴設備でした。

 

 

東北六県のご当地自慢ののれんがかけられていました。

今回は展示なので中が見やすくなっていましたが、実際はもちろんしっかり覆われています(と思われる)。

同行した友人の親戚が石巻にいて、震災時にはこのお風呂で本当に癒されたと語っていたそうです。

1月の能登半島地震の時にも大活躍したようですが、また今回の大雨土砂災害でも出動となりそうですね。

 

自衛隊に限らず、警察も消防も出番がないのが一番望ましいとは思うのですが決してそうはならず…

万一の時に備えていてくれる力強い味方がいると思うだけで心強く感じます。

 

 

どの装備品にも必ず担当の隊員さんが傍についています。

(どうしようかな、もっと近づいて見てみようかな)と思っていると、「こんにちは!」と気軽に声掛けしてくれるので質問すると、とても丁寧に分かりやすく説明してくださいました。

午前中の大雨の最中にも同様に待機していらっしゃったかと思うと(真剣に聴かねば)という思いになりました。

 

毎回毎回思うしお伝えしていますが、どの隊員さんもみんなみんな親切です。

今回も自分が止めた敷地内の駐車場の位置が分からなくなり(超絶ウルトラメガトン級方向音痴)、通りがかりの隊員さんに尋ねたところ、しっかり立ち止まってきちんと対応してくださいました。

これは本当に感激。

 

 

宮城地方協力本部(通称宮城チホン)の公式キャラクターである「空まさむね君」「陸まさむね君」「海まさむね君」と一緒に女性自衛官さんが記念撮影していました。

なんかこういうのいいですねグッ

 

「装備品」が展示されている「中央通り」

午前中の大雨の影響で観客数はかなり少なかったと思われます。

「観閲式典」等も見られず、残念な「創隊64周年記念行事」となってしまいましたが、来年は晴天だといいですね(^O^)/

でも私は防衛モニターの任期が来年の3月で切れるのでもう観閲式典は見られないのですえーん

あぁ、返す返すも残念!

でも、普通の人ができないようなことをたくさん体験させていただいて本当に嬉しいです。

残り少ない任期をしっかり全うしていきます。

 

 

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