6月12日 水曜日 晴れ 昼間暑くなりそう
たくさんの人がアジサイを見に来てもらってます。
ありがとうございます。
遠くは福岡、長崎から。
老人ホームの皆さんにもアジサイの切り花をプレゼントしました。
とても喜んでもらいました。
新種ばかりなので見たことが無いと驚いていらっしゃいました。
(喜んでもらってよかった、よかった)
【恋物語】という新種です。
今日もついでにアジサイの蘊蓄(うんちく)と行きましょう。
先ず、語源から
紫陽花(アジサイ)は、集真藍(アズサアイ)から来ているそうです。
つまり本物の藍で染めたような色の花がたくさん集まって咲くという意味で
「集(アズ)真(サ)藍(アイ)」とする説です。
おもしろいのは万葉の時代にすでに人々が目にしていたアジサイも、1000年以上あまり人気が無かったのです。
青い花色のせいでしょうか、江戸時代には「ユウレイバナ」と呼ばれてまったく見向きもされませんでした。
(どうして青い色なのか後で説明します)
日本固有の「ガクアジサイ」がヨーロッパで品種改良されて生まれたものなのです。
※前回シーボルトの話をしましたね。
Hydrangea otaksa(ハイドランジア オタクサ)」という学名でアジサイが紹介されています。
別名西洋アジサイとか「ハイドランジア」とよばれているものです。
色の説明は難しいくなりますが知っておきましょう。
アジサイにはアントシアニンという色素が含まれており、これに補助色素という物質やアルミニウムが関わって赤や青の発色をするのです。
日本の土壌はおもに酸性です。
酸性の土壌では土の中のアルミニュウムが吸収されるため青紫色になるのです。
(だからアジサイは青紫色が多いのです)
そして、アルカリ性土壌では赤っぽく咲きます。
色が変わる訳は
咲き始めは白い。そして花の色素アントシアンが地質によって酸性であれば赤にアルカリ性であれば青紫に変わる訳です。
(種類によっては全部がこうなるわけではないので注意)
紫陽花のことを「七変化」と言うのですね。
※酸性・アルカリ性の色の覚え方。
〇青信号です。みんなで渡りましょう。「サンセイ(賛成)!」
〇赤信号は止まりましょう。「アル(歩く)」けません。
覚えましたか。
あなたもアジサイ博士ですね・・・。
ちなみに花言葉は
「冷淡」「無情」「浮気」「移り気」「無常」
ちょっと嫌ですね・・・。
しかし、一方で『和気あいあい』『家族』『団欒』など、ポジティブな花言葉もあります。(これいいですね)
小さな花が集まって咲くからでしょう。
「家族いつまでも仲良くいたい」
そんな気持ちを込めて贈るのにもぴったりな花ですね。
【ブーケにしました】
欲しい方どうぞ。切り花やブーケにしても渡していますよ。
【今年も九州日観の西川さんから沢山いただきました】
どこに植えようかな?新種ばっかりです。