7月6日 水曜日 曇り 台風一過なのに雨臭い暑さ
午後3時過ぎはものすごい雨。
明日は7月7日で七夕です。
今回は七夕についてのお話しです。
太宰府天満宮の七夕飾り
〇七夕はどうして7月7日なの?
日本には古くから「季節の節目」を祝う習慣がありました。
季節の節目を「重要な年中行事」として「年に5日の式日(祝日)」が制定されました。(江戸時代)
これを「五節句」と言います。
奇数を陽数(吉の数) 偶数を陰数(凶の数)と考え
・1月7日:人日(七草粥を食べる日)
・3月3日:上巳(雛祭り、別名「桃の節句」
・5月5日:端午(5月最初の「午の日」)
・7月7日:七夕(別名「笹の節句」)
・9月9日:重陽(別名「菊の節句」)
7月7日を七夕の日としたんですね。
〇どうして「たなばた」なの?
諸説ありますが、日本の禊(みそぎ)行事で棚機(たなばた)というものがあったことが由来と言われています。
(禊行事とは神道で重大な神事などに行う前に、自分自身の身を滝、川や海で洗い清めること。)
この棚機(たなばた)は「乙女が着物を織って棚にそなえ、神様を迎えて秋の豊作を祈る」というものだったそうです。
その時に使われるのが「棚機(たなばた)」という織り機です。
この棚機という禊行事がお盆を迎える準備として7月7日の節句の夜に行われるようになったことが
七夕の由来とも言われています。
「七夕=たなばた」と「棚機=たなばた」同じなんですね。
※だんだんわかってきたかな。
〇どうして織姫と彦星の恋物語なの?
七夕の季節になると「ベガ」と「アルタイル」という二つの星が輝きます。
この2つの星の間には「天の川」と呼ばれるような小さく輝く星が無数に存在しています。
七夕の季節になると「二つの星がお互いを求めているように見える。」
このことから織姫と彦星の伝説は始まったとされています。
ベガは「仕事の星」、アルタイルは「農業の星」として古代中国では考えられていました。
〇どんな恋物語なの?
織姫は真面目で日夜、機織(はたお)りに励む娘でした。
牛追いを生業とする彦星と天帝はふたりを引き合わせます。
ふたりはすぐに恋に落ち、めでたく夫婦となります。
織姫と彦星は結婚してさらに惹かれ合うようになります。
ところが、ふたりは楽しさにかまけて遊んでばかりになり、
だんだんと仕事がおろそかになっていきました。
織姫が機織りを怠けるので新しい着物は作られず、彦星も牛の世話を怠り、
牛は痩せ細ってついには病気になってしまいます。
この堕落ぶりに激怒した天帝は、織姫と彦星を天の川を挟んで東と西に引き離してしまいます。
ふたりはお互いの姿を見ることすらできなくなってしまいました。
真面目に働くのであれば年に1度だけ会うことを許す、それが7月7日の七夕です。
こんな話ですね。
これはロマンチックな話だけど
本当はもっと意地悪な怖い話もあるんですよ。
(調べて見ましょう。がっかりするかも・・・。)
〇笹にどうして短冊を飾るの?
竹というのは古くから「神聖なもの」として日本では扱われていました。
地鎮祭には忌竹(いみだけ)と神聖な場所に使われます。
たけのこから親竹へと成長するスピードが早く生命力が強いと考え
笹の葉がすれ合う音が神様を招くという言い伝えもあったりします。
「竹取物語」なんかも竹の神聖さを象徴するようなお話ですよね。
短冊が「青・赤・黄・白。黒」5色で五行思想(ごぎょうしそう)の影響があると言われていす。
短冊にお願い事を書いてたら成就すると言うことでしょう。
七夕については以上。
明日、天の川見えるかな・・・。