こんにちは。
あなたのクセ字、直します!!
書道師範の書道家さおりです。
先日、栃木県庁にてお渡ししました、こちらの作品。
本日は作品のきれいな魅せ方のポイントについてです!
今回は「漢字一文字」の作品です。
1枚の紙のなかに「何文字」も書く方が難しそう。というイメージがありますよね?
でも、実は書道的には「一文字作品」や、かつ「画数の少ない一文字」の方が上手くおさめるのが、難しい。と言われています。
「白いスペース」が増えるぶん、その活かし方を考える必要があるからでしょう。
今回の作品で、意識したのは。
•線のメリハリ(太い、細いを入れる)
•墨の濃さ(濃すぎず、薄すぎず)
心を込めて、すずりと固形墨ですります。
漢字は「トロトロするくらいの濃い墨」が理想。と言われています。
確かに薄い墨よりも「濃い黒」の方がかっこよくも見えます。
ですが、今回は、少しジワっとした「にじみ」も部分的に出したくて、トロトロのまでの濃さにはしません。
「手へん」にちょっとした「にじみ」を^^
そして、気をつけるのがひとつ↓