夕食の後、 食卓の片付けをしていたら
次男が、ふいに
「進路の事なんだけど…」と
ボソッと話しかけてきた。
それから、しばらく
だまって考え込んだ表情で…
どう話そうか、悩んでる様子だったので、
片付けの手を止めて
話し出すのを 待っていると
ぽつりぽつりと 思いを話し始めてくれた。
第一声は・・・
「進路について考えても良く分からなくなってきた」
うっすら涙がうかんでいた。
小学校で行きづらくなって
中学で頑張ろうって思ってたのに
一学期しか行けなくて
ちょっとだけ休んで考えようって思ってたのに
あっという間に、今になって
どうしたらいいのかわからなくなってきた。
あれも良い、これも良いと思うけど
全日制に通い続ける自信がないし
兄ちゃんみたいに夜間に行くんだったら
働かなきゃって思うと、出来るかわからないし
自分で学校行かないって決めたけど
自分で決めたことが
本当に 良かったのかどうか
わからなくなってきた
・・・と。
夏ごろから、行動を始めていた。
学校説明会の資料を集めたり
ネットで検索したり
先輩の話を聞いたり…
次男なりに、少しずつ
「高校に通う」という事を
前向きに 考えて
行動を始めていた。
興味がある高校についても
調べたこと、感じたことを
一生懸命、言葉を選びながら
話してくれた。
不登校になってからは特に
子どもが自分で決める
決めたことを応援する
…と思って関わってきたけど。
自分で決めるって・・・
選択肢を選んで、自由に決めることが出来るって
自由なようだけど
苦しみも ともなう。
彼は 責任もひしひしと感じていたんだと
改めて思い知らされた。
「どうやって決めたらいいのか わからない」
って、言葉に出来た次男。
そうだよね。
どうやって決めたらいいのか
誰も教えてくれないもんね。
話してくれたことが 嬉しかった。
そこで、私の口から
すんなり出た言葉に
自分自身でも 驚いた・・・。
私が 進路を決めることは 簡単だし、
その方が あなたは楽になると思うかもしれないけど
それは、しない。
なぜなら
どんな道を選んでも
選んだ道が あなたにとって最適な道だから。
あなたが決めたことは
必ず、あなたの人生に必要なことだから
自分で決めて 大丈夫。
今、学校に行かなかったことを
後悔しているかもしれないし
学校に行っていない今のあなたが
高校に通う という選択をするのは
とても 怖いと思う。決めるのに勇気がいると思う。
でも、この苦しみも
必ず この先 役に立つ。
人生には 必要なことしか起こらない
試練も苦難も 人生に必要なことしか おこらない。
そして、この試練に立ち向かおうとするあなたを
私は 誇りに思う。
もう、人と同じであることを良しとする時代は終わろうとしている。
学歴が給料に直結する時代は、もうすでに終わっている。
あなたが大人になるころは
もっと、ちがう 価値が産まれて
人と違う事が武器になり
価値になるはずだ。
学校に行かなかった
ということが
あなたの価値をさらに高めると
私は思っている。
不登校の3年間はあっという間に過ぎたと思っているかもしれないが
私は、この3年間で あなたが ぐっと成長してきたことを知っている。
だから
心で感じたことを重視したらいいよ。
頭で、理由で、決めるんじゃなくて
直感とか、なんとなくいい感じって思った
自分の気持ちに従った方が良いよ。
・・・って、伝えた。
次男の目を見ながら話してて
だんだん 表情が明るくなるのがわかって
本当に、この子は 大丈夫だなぁ
と、改めて 思った。
そして、次男に話したことは
まるっとそのまま、私自身へのメッセージでもあるなぁーと。
うん。今、しっくりきてるのは○○高校なんだけど・・・
と、話しながら、また それが 確信になったみたいで。
どうせ 幸せになる。
自分が選んだ道だから。
【不登校の子を持つおかあさんが話す会】
3月24日(水)20時から21時30分開催
今回のテーマは
【子どもを信じるってどういうこと?】
参加希望・聞いてみたい事などは コチラから
参加された方の状況はお聞きしませんので
悩んでいる事を話さなくて大丈夫です。
ただ、話を聞くだけ。
耳だけ参加で大丈夫です。
そのなかでなにか気づいたことがあれば
お持ち帰りいただければ嬉しいです。
子どもが不登校で幸せ♡を伝えている 塩入 和代
と
子どもが不登校でも笑顔でいられるママ代表大川内 綾子
が 「不登校のリアル」をお話します。
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お読みいただき感謝♡
私たちは 幸せにしかならない。
困った!をチャンスに変えて
幸せな人生を歩むすべての女性を応援する
塩入和代